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第011回目

一番館の経営理念と行動指針

「一番館の経営理念と行動指針」のできあがる経緯ついてさらに詳しくお話をしたいと思います。

私は従業員さんを雇うようになり、うまくいかず、しばらくしてから、人の心というものをよりどころとしてこの会社を経営していこうと決心しました。
それは、人の心ほどうつろいやすく頼りにならないものもないかわりに、ひとたび固い信頼で結ばれれば、これほど強く頼りになるものもないと思ったからです。

その後、この人の心をベースとして一番館を経営していく中で、私はさまざまな困難に遭遇し苦しみながらもこれらを乗りこえてきました。
その時々に、仕事について、また人生について自問自答する中からまとめられたのが一番館の行動指針です。
一番館の行動指針は、実践を通して得た人生哲学であり、その基本は「人間としてこういう生きざまが正しいと思う」ということです。

このような生き方で人生を送っていけば、1人1人の人生も幸福になり、会社全体も繁栄するということを、私は社員の皆さんに訴え続けています。
こうした考え方に共鳴(きょうめい)していただいた社員の皆さんが、人間のもつ無限の可能性を信じて、際限のない努力を続けてきたからこそ、今日の一番館があるのです。
一番館がいつまでも素晴らしい会社であり続けるために、そして1人1人が素晴らしい人生を歩んでいくためにも、私は、皆さんが一番館の行動指針を実心→実学→実践していくことが何よりも大切であると考えています。

この行動指針は、まず「共有する」ということが大事だと考えています。
経営理念でもマスタープラン(経営計画)でも、すべて従業員さんと共有し、共鳴してもらい、賛同してもらうことが重要だと考えています。
一般に会社を作った当初は、「金儲けをしたい」「裕福になりたい」と思いがちです。

私の場合も同じで「金儲けをしたい」「裕福になりたい」という気持ちで会社を作りましたが、うまくいかない経営者と違ったのは、「楽をして金儲けをしたい」という発想ではなく、少しばかり苦労はしてもお客様のためになることをして「金儲けをしたい」長く事業を続けてお客様とともに「裕福になりたい」と考えていました。
なので1人でしている時はそこそこうまく行っていましたが、従業員さんを雇うようになると「楽をして金儲けをしたい」という気持ちを持った人が集まりまったくうまくいきませんでした。

第8回目のコメントで従業員のFさんの話しをしましたが、Fさんに「理念に書いてある内容で損益(利益)をあわせる必要があるのだよ」と語っているうちに、私の創業当初の気持ちから行動指針を作成し、従業員の方たちと一緒に築きあげていきたいという気持ちに変わっていきました。

従業員さんを雇うようになりしばらくして、大手の会社から親の面倒を見るということで退職と離婚をして大阪に戻られたNさんに働いてもらうことになりました。(後にリストラで退職したことが判明)
当初、大手から人材育成部門の部門長の経験者でしたのでかなり期待をしていたのですが、仕組みがまったくなかったのをいいことに、また多額な慰謝料の支払いもあったせいで「保証給はいくらみてくれるのだ?」「暮れのボーナスはいくらくれるのか?」「来年の昇給はどうなるのか。」向こう5年くらいの保証など、待遇ばかりの要望を言ってこられ、かなり参ってしまいました。

そこで、個人の個別の目標設定をするようにし、成長チャートを作成し、「あなたがこれだけ頑張ってくれれば、会社はこれだけの待遇をします。」というように、労働契約書を作り直しました。
そういう経緯の中で「一番館の経営理念・コンプライアンス・行動指針」というものをまとめていくのですが、「一番館の経営理念」には高らかにこういうことを掲げております。

“すべての人が笑顔で快適な生活が送れるように人にやさしい空間をご提供し、美しい地球が残せるように社会に貢献していきます。一番館は、お客様・従業員・お取引様の物心両面の幸せと共存共栄を追求します。”とあります。

私たちが目指す物心両面の幸福とは、経済的な安定や豊かさを求めていくとともに、仕事の場での自己実現を通して、生きがいや働きがいといった人間としての心の豊かさを求めていくものです。
また、私たちは常に技術を磨き、次々に素晴らしい写真や製品を世にお届けしていくことによって、技術の進歩に貢献するとともに会社として利益を上げ続け、多くの税金を納めることなどを通じて公共の福祉の増進に貢献していくことです。

今後もこうした経営目的を果していくために、私たちは自らの力で、一番館をさらに発展させ続け社員1人1人が安心して将来を託せる会社にしていかなければなりません。
一番館の行動指針は、そのための行動指針として、また素晴らしい人生をおくるための考え方の基準として、実心→実学→実践していかなければならないのです。

コメント

小泉社長

(2016/02/06 16:41)

まずは第209回目までの行動指針の実心→実学→実践をすることで、“素晴らしい仕事を行うことができると、素晴らしい人生を歩むことができる”ということを伝えることができれば、経営者としてお役に立てることができたと思います。

弊社の全スタッフには、できれば第235回目まで実心→実学→実践してもらい、立派な社会人になってもらうことを願っております。

宇都さん

(2019/12/06 00:13)

困ったり悩んだりした時に、仕事でも生活でも行動指針によって正しい判断ができれば、良い行いができる助けになると思うので、とても為になるなと感じています。
何も考えずに行動するよりも、明確な意識を持って行動することが大事だと思います。

鈴木さん

(2019/12/06 00:13)

行動指針を読んでいて新たな発見や視点を見つける事ができていると感じます。
人として正しい判断とは何か、最近色々と感じる事が多く、一つの判断基準になりつつあると感じています。
今回の回では、改めて行動指針の意味を1年前とは違った意味で捉える事ができていると実感しました。


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