第010回目

公明正大に利益を追求する

会社は利益を上げなければ成り立ちません。利益を上げることは恥ずべきことでもなければ、人の道に反したことでもありません。
自由市場において、競争の結果で決まる価格は正しい価格であり、その価格で堂々と商いをして得られる利益は正しい利益です。
厳しい価格競争の中で合理化を進め、付加価値を高めていく努力が利益の増加を生むのです。

お客様の求めに応じて営々(えいえい)と努力を積み上げることをせずに、投機や不正で暴利を(むさぼ)り、一攫千金を夢見るような経営がまかり通る世の中ですが、公明正大に事業を行い、正しい利益を追求し、社会に貢献していくのが一番館の経営です。

投機や不正で暴利を貪ったり、一攫千金を夢見るような経営がまかり通っているこの世の中ですけれども、一番館では、公明正大に事業を通じて正しい利益を追求していくことが大切だと考えております。

また、自由市場において、競争の結果で決まる価格は正しい価格と考えています。
中小零細企業を経営していると、自分たちだけが独占でやっている事業というのは、まずありません。
必ずと言っていいくらい厳しい競争があり、その中で値段が決まります。

厳しい競争の中で値段が決まるということは、そんなに儲かるといえるほど利益を上乗せできるわけがないということです。
もちろん、独占企業であるとか、いわゆる政府の保護等があって、特別な利益を得られるような事業もありますが、自由市場の下で厳しい競争をしている中小零細企業の場合には、不当な利益を得ることはまず無理です。

たとえボロ儲けができるような事業があったとしても、必ずすぐに競合相手が出てきて値段は下がっていきます。
そのような中で価格が決まるのですから、闇雲に儲かるような商売があるわけがないのです。

つまり、リーズナブルで(道理に合った)、適正な利益しか得られないようになっているわけです。
その適正な利益をコツコツと努力して、少しずつ積み上げていった結果が、企業の利益というものなのです。

そうして努力をして積み上げてきた利益は、正々堂々と得た公明正大なものです。
バブルにおどり一攫千金を夢見たり、また不正なことをして儲けたお金は、正しい利益とは言えません。
わずかずつの商いで稼いだお金を積み上げていく、それこそが立派な利益なのだということを、ここでは言っているのです。

投資で失敗した時代:オイルショック(1973年)、リーマンショック(2008年)
投資で失敗した会社:ライブドア(堀江氏)、村上ファンド(村上氏)

コメント

梁瀬さん

(2015/05/17 19:06)
「経済」の語源は「経国済民」または「経世済民」という言葉だそうで、元々は「世を治め民を救済する」という意味があったそうです。
元々の意味に基づくと、経済活動とは「民の生活を豊かにすること」が目的であり、「自らを豊かにすること」は目的を実現するための手段の一つということになるかと思います。
そう考えると、投資で失敗した例に、自己利益を追求し過ぎたパターンが多く見られように感じるのは、手段と目的が逆転していたからなのかと思いました。

川邉さん

(2015/05/18 15:07)
映像資料感想
全国の工場で成されている工夫を見て、小さな工夫による時間・手間の短縮が積み重なることで生産性の向上に繋がっていると実感した。
自分の頭では創意溢れる改善案など生み出せよう筈もないが、業種の別無く日々の業務における気づきは重要であると思う。

小泉社長

(2015/5/19 11:19)
コメントありがとうございます。

弊社が高収益の会社になってきたのは、たくさんの方からご支援をいただいただけではありません。
これまで数々の創意工夫を行ってきた結果、高収益を維持できるようになってきました。

オフィス事業部が行ってきた改善
・時間あたり採算制度(管理会計)の導入による効率UP
・販売管理・会計ソフトの導入による効率UP
・同胞メールの活用による効率UP
・電動自転車の導入による効率UPと経費削減
・リモートアシスタンスによる効率化
・留守番電話を使った報連相の習慣化による業務効率化UP
・車いす仕様の自動車の導入による複合機移動の内製化と効率UPと経費削減

イメージング事業部が行ってきた改善
・1発ジャッジの習慣化による効率UP
・マウスからENDキーによるフォルダ指定の変更により、指定ミス激減とスピードアップに成功
・現像液の低補充化による経費削減
・STBの変更よる経費削減
・効率のよい配置換えによる効率UP
・完全主義による効率UPと品質の向上
・ペーパーの大量発注によるコスト削減
・HDDからSSDに変更によるスピードアップ
・SSD化によりバックグランドでの読込に成功
・Lanボードの2重化でプリント用とデータ用に分けることで高速化に成功
・自動補正無しのPJP→PPIモードへの変更による自動入力

その他にもたくさんの改善、改良を行ってきました。
一度、先輩に聞いてみてください。
これからも改善・改良を行っていきますので、引き続きご協力をお願いします。


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.