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第018回目

パートナーシップを重視する

この「パートナーシップを重視する」という節も、先の第12回目《心をベースとして経営する》や、第16回目《大家族主義で経営する》と同じように、創業してからしばらくして、私が経営に対して自信がなかった時に作ったものです。

一番館では創業以来、心の通じあえる信頼できる仲間づくりを目指し、これをベースに仕事をしてきました。
したがって社員どうしは、経営者と従業員という縦の関係ではなく、一つの目的に向かって行動を共にし、自らの夢を実現していく同志の関係、つまりパートナーシップという横の関係が基本となっているのです。

一般にありがちな権力や権威に基づく上下関係ではなく、志を同じくした仲間が心を一つにして会社を運営したいという思いから始まりました。
これはパートナーとしてお互いを理解しあい、信頼しあえる人間同士の結びつきを重視するということです。

先ほども言いましたように、経営者と従業員、資本家と労働者、あるいは権力者とそれに従う者という上下関係で経営をしていくと、どうしても上意下達(じょういかたつ)になり、上が命令し、下に従わせるということになってしまいます。

そうすると、もし上の指示が間違いであった場合には、組織全体が間違ってしまう恐れがあります。
従業員さんを雇うことになった当時の私には、下に命令をするだけの自信もありませんでした。
だから、中途採用の中高年者の採用をしておりました。

しかし、わずかですが一部の仕事ができる中途採用の従業員さんから見た場合、何々家、たとえば小泉家の財産を守っていく、もしくは小泉家の財産をさらに増やすために、自分達は働かされているのではないかと思ってしまう従業員が必ず出てきます。

そういう人は、「どうせ世襲制だから自分は社長になれるわけでもない。一生懸命頑張っても、所詮は社長の財産が増えるだけじゃないか。」と開き直って(はす)に構えてしまうのです。
そういう雰囲気では、会社は決して良くなりません。
だから、経営者は従業員さんよりも働かなくてはならないと考えています。

100年に一度といわれるリーマンショックがきても、全員で乗り切ることのできるびくともしない体質を作り、2011/03/11のような大震災が来ても融資に頼ることなく、自力で再建ができる体力をつけなければならないと考えています。

ですから私は、自分の財産を大きくすることだけを考えているのではありません。
会社の内部留保も大切ですし、パートナーシップを大切にして、頑張ってくれた従業員さんには、それ相応に報いていくつもりです。

本当に一生懸命頑張ってくれた人には、ボーナスをはじめとしていろんな形で還元していこうと思っています。
だから私を信じて一緒に頑張ってください。

コメント

峯村さん

(2015/11/29 10:53)

率先して行動することで、同僚や後輩の規範となれるよう取り組んでいきたいと思います。

鈴木さん

(2019/07/26 13:40)

信頼関係を築いていく事は個人の努力次第でどうにかなるものではないですが、日々の関わりが大切だと思いました。
「あいさつ」「名前を呼びあう」「感謝」など基本的な事ではありますが、その基本が大事なのだと思います。
基本を忘れず日々過ごそうと思います。


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