常に謙虚であらねばならない①
「常に謙虚であらねばならない」ということも私は強調しています。
素直であることと同様、謙虚であることも学びの源となるからです。
中国の古典に「謙のみ福を受く」という言葉があります。
傲慢な人間は幸運、幸福は得られない、謙虚な心の持ち主しかそれを得ることはできない、という意味です。
謙虚、つまり、謙ると言えば、何かみっともないような感じを抱かれる人もあるかもしれませんが、それは誤りです。
人は、自分に誇るものが何もないからこそ威張り、ふんぞり返って自己顕示欲を満たそうとするものなのです。
たとえ控えめに、謙虚にふるまうことによって他人から馬鹿にされても、それは馬鹿にする人間が間違っているのです。
従業員さんは自分が上の立場になればなるほど必要なことです。
経営者にとっては、自分の会社がよくなってくればくるほど必要なことです。
従業員さんの中でも少し仕事ができるようになると会社が認めるスキルに達していなくても天狗になる人がいます。
また、中小企業の経営者でも、少し儲かり出したらすぐに天狗になる人がいますが、それではそれ以上の発展はあり得ません。
謙虚さを失い、傲慢になるものだから、せっかく自分自身の努力をはじめ、たくさんの協力者や協力会社によって収益が上がるように、会社が立派になるようになったのに、たちまちに赤字に転落してしまうような羽目に陥るわけです。
常に謙虚であらねばならないということを、皆さんはぜひ肝に銘じてください。
コメント
川邉さん
(2015/06/26 18:13)
人が誰の助けも借りずに大人になるわけではないのと同じように、成功者は、自分の成功が自分ひとりの力で成しえたものではないということをしかと心に刻まなければならない。
思い上がっただけの自尊はいつか己を滅ぼすものと知り、自分を支え、助けてくれる周囲への感謝を忘れず日々精進していく必要があるのだと感じた。
小泉社長
(2017/01/03 12:04)
コメントありがとうございます。
傲慢な人はどんなに能力があっても一時的には成功しますが長くは続きません。
(ホリエモン・村上ファンドなどなど)
謙虚で能力のある人は成功が長く続きます。
(松下幸之助・井深・稲盛和夫などなど)
弊社のような零細企業内でも、能力があっても傲慢な人はみんなから支持を得られないため責任者になれず、さらに傲慢で能力も無かったら部下を持つことすらできません。
そういう人は2~3年目ぐらいのお給料で止まってしまいます。
物心両面の幸せを得るには、最低でも理念・コンプライアンス・行動指針の共有は必要だと思います。
前田さん
(2018/07/14 16:20)
謙虚さの大切さを再確認しました。
宇都さん
(2019/11/05 13:41)
仕事でも生活においても、謙虚に学ぶ姿勢というのが本当に大事だと思います。
まだ入社2年目で、分からない事が沢山あります。
先輩に尋ねたり、同僚に助けていただく事が多々あるので、感謝の気持ちを忘れず成長していきたいと思います。