一番館は成功するまでやる / もうダメだという時が仕事の始まり
ものごとを成し遂げていくというのは、才能や能力というより、その人のもっている熱意や情熱、さらには執念です。
すっぽんのように食らいついたら離れないというものでなければなりません。
もうダメだ、という時が本当の仕事の始まりなのです。
強い熱意や情熱があれば、寝ても覚めても四六時中そのことを考え続けることができます。
それによって、願望は潜在意識へ浸透していき、自分でも気づかないうちに、その願望を実現する方向へと身体が動いていって、成功へと導かれるのです。
素晴らしい仕事を成し遂げるには、燃えるような熱意、情熱をもって最後まで諦めずに粘り抜くことが必要です。
最後まで諦めずに粘り抜くには、まず1番目に「事業の目的・意義を明確に」しなければなりません。
事業を儲かるか儲からないかで判断をして行うのではありません。
世間の人がこんなことで困っている、不便をしている、それをなんとかして便利にしていこう!
そのような中で対価をいただいて、弊社のスタッフが幸せになっていく。
そして、会社が良くなり、税金を払うことで社会貢献を果たす。
このように事業の目的・意義を明確にしたものでなければ粘りぬくことができません。
2番目に「具体的な目標を立てる」です。
見込み顧客を洗い出し、売上目標を設定し、利益目標を設定します。
3番目に1番目の事業の目的と2番目の具体的な目標を立てたなら、なんとしてでも事業を成功させる「強烈な願望を心に抱く」ことが必要になります。
1番から3番が計画になります。
4番目に立てた計画を「誰にも負けない努力をみんなで実践する」です。
5番目に「売上げを最大に、経費を最小にする」努力を実践していきます。
6番目に「最終の値決め」をします。
4番から6番が準備段階になります。
7番目が「強い意思で事業を行う」です。
8番目は「燃える闘魂」です。
新しい事業を展開していくには凄まじいほどの戦う勇気が必要です。
9番目が「勇気を持って事に当たる」です。
卑怯な振る舞いがあってはなりません。
正々堂々と新しい事業を行います。
10番目が「常に創造的な仕事を行う」です。
つまり、日々創意工夫を重ねるということです。
11番目が「思いやりの心で誠実に」です。
12番目が「常に明るく前向きで、夢と希望を抱いて、素直な心で事業を行う」です。
以上のような考えの元、一番館には「もうダメだという時が仕事の始まり」という考え方がありますから、「諦める」ということがほとんどありません。
新商品開発を始めたら、成功するまでやり抜くのです。
もちろん、実際には100%成功させたわけではありません。
一番館の新商品開発テーマの中でも途中でやめたものが2つ3つはありますし、事業でも、とことんまでやって、やっぱりこれはダメだと撤退したものもあります。
しかし、「もうダメだという時が仕事の始まり」ということが私の根本的な信条ですから、新商品開発でも事業経営でも、とことんやり抜くようにしています。
推薦図書:[ポイント図解]PDCAが面白いほどできる本 / 川原慎也(著)
コメント
小泉社長
(2015/08/20 22:43)
第90回目《一番館は成功するまでやる / もうダメだという時が仕事の始まり》はいかがでしたか?
まず、弊社の事業の目的と意義についてですが、1995年以前は写真をプリントアウトするインクジェットプリンタが普及していませんでしたので、写真を撮影したら必ず写真屋さんに行き、きれいな写真を現像することでお客様に喜ばれ、お孫さんの誕生の写真などを見るとキャビネ(2L)に引き伸ばしてサービスすると本当に喜んでいただいて、お客様はその写真をもっと大きく引き伸ばしされ額に入れて家に飾って喜んでいただいておりました。
これが弊社の事業の目的と意義の出発点になります。
ところが、Win98の登場によりインクジェットプリンタとデジタルカメラが一気に普及したため、写真屋さんはきれいな写真をプリントするプロとして利用される時代が続き、学校の掲示販売では親や祖父母はわが子の写真が欲しいのに、特に男子生徒は購入の機会があっても「いらねえ~」と言って購入せず、カメラマンはスペース的な問題があるため1枚の写真にできるだけ多くの生徒を写してできるだけ多く販売しようとしていました。
しかし、インターネットの環境が光ファイバーの時代に入ると、アイリス企画の伊里社長から学校の校内掲示販売からネット販売に切り替えるお話がありました。
伊里社長とのお話から打ち合わせを重ねることで掲示販売からネット販売に切り替わり、プロのカメラマンはたくさんの写真をアップできるようになり、生徒1人1人のスポットの写真も販売できるようになっただけでなく、利用者側も運動会などの種目別に表示されることになったため子供を探しやすくなりました。
さらに、お父さんとお母さんの祖父母にIDとPWを渡すことで、お父さんとお母さんの祖父母も孫の学校内の写真を楽しむことができ、プロのカメラマンも学校掲示販売からネット販売に切り替えることで3倍以上の写真が売れるようになり大変喜ばれました。
ご利用者さんに喜んでもらい、プロのカメラマンにも喜んでいただき、スタッフ全員が写真を通じて成長し家庭を持った時に、お仕事を通じて得た感覚を子供に伝えることで立派な家庭を築き、弊社も利益が出ることで社会に貢献することができる。
これが現在の弊社のイメージング事業部の事業の目的と意義になります。
次に弊社のオフィス事業部の事業の目的と意義についてですが、オフィス事業部はデジタルカメラとWin98が普及し始める頃にデジタル機器を専門に扱う部門として誕生しました。
すぐにスタンドアローンの時代からネットワークの時代になり、早くからネットワークの構築のサービスを始めましたのでお客様には大変喜んでいただきました。
これがオフィス事業部の最初の事業の目的と意義になります。
その後は、
ネット系は、ISDN→ADSL→光ファイバー→VPNなど、より快適に、より便利に、より安く、より安定的に。
プリンタ系は、ドットプリンタ→インクジェット→カラーレーザー→カラー複合機など、より快適に、便利に。
電話系は、アナログ→デジタル→フリーダイヤル→IP電話→光電話など、より便利に、より安く。
コンサル→販売→納品→サポートをすることでお客様に喜んでいただき、スタッフ全員がオフィス事業部を通じて成長し家庭を持った時にお仕事を通じて得た知識と体験を子供に伝え立派な家庭を築き、弊社も利益が出ることで社会に貢献することができる。
これが現在のオフィス事業部の事業の目的と意義になります。
このようにサービスや取扱い商品は変化していきますが、お客様に(感動を与え、より便利に、よりスピーディーに、より費用対効果を高くすることで)喜んでいただくことで、弊社の全スタッフが(立派な社会人となり素晴らしい家庭を築き)成長し、その結果、会社に利益が生まれ未来永劫に会社は発展していくことでたくさんの従業員を雇い社会に貢献していくことが弊社事業の目的と意義になります。
2番目の「具体的な目標を立てる」ですが、会社からのマスタープランは発表されますが、そのマスタープランに基づいて見込み顧客を洗い出し、売上目標を設定し、利益目標を設定するところができていないのが現状です。
見込み客を洗い出し、売上目標を設定し、利益目標を設定し、これを全スタッフが共有し行動することが次の弊社の課題です。
2番目ができていないので3番目から9番目はできないことになります。
最後に立ち上がった新商品やサービスを改善・改良していく10番目の「常に創造的な仕事を行う」、11番目の「思いやりの心で誠実に」12番目の「常に明るく前向きで、夢と希望を抱いて、素直な心で事業を行う」にご協力をいただき現在の一番館があります。
引き続きご協力をお願いします。
川邉さん
(2015/09/14 12:11)
>2番目に「具体的な目標を立てる」です。
>見込み顧客を洗い出し、売上目標を設定し、利益目標を設定します。
この項目は、マスタープランの2年目「予算を立てよう」という項目と同じだというのは本文からも、以下のコメントからも見て分かる。
まだ自分は1年目の新人なので、これから多くのことを学んでいかねばならないが、直近では「予算を立てよう」という目標が1年目の最後(2年目の頭)に待っているので、まずはそこを目指して、少しずつ「仕事を成し遂げる」ための歩みを進めていけたらと思う。
現状としては、予算の立て方の具体的なところが分からない≒それぞれの仕事から、いったいどれほどの売上が得られるのか分からない、という状況であるので、ご教授いただけたらと思う。
小泉社長
(2015/09/15 22:05)
複合機やプリンタ、パソコンの場合、機器リストから4年以上経過している機器を洗い出します。
ビジネスホンの場合、機器リストから6年以上経過している機器を洗い出します。
次に、入れ替えをしてもらったらいくら売上げがあがるのか1件1件だいたいの金額を算出します。
3番目に算出した金額の合計を算出します。
4番目に過去の実績から決定率を算出します。
5番目に3番目に算出した金額に4番目に算出した決定率をかけて売上目標(予算)を算出します。
過去に売上げ実績がない人は15%を掛けて算出してください。
次に、カウネットや写真の現像など毎日売上げが上がる商品アイテムについては去年の売上実績から15%UPで売上げ目標を算出してください。
とにもかくにも、まずは売上目標を1日も早くたてられるように頑張りましょう!