使命感・責任感が度胸と勇気を奮い起こさせる
普通、誰でも勇気を持っているわけではありませんから、脅されたりすれば肝を潰して、ガタガタ震えてしまうと思います。
それでも、いざという場面では度胸を決めて戦わなければなりません。
それは、社会人であれば負わなければならない「使命感」なのだと思います。
女性の中には赤ちゃんが生まれると突然しっかりして強くなる女性がいます。
我が子を私が守らなければ誰が守るという「使命感」が働くからだと思います。
会社の中でも女性が、「私がここで頑張らなければ。」と奮起して、その迫力で相手を怯ませてしまう人もいます。
それは、肉体的に頑健だというわけでもなければ、豪胆な気質を持っていたわけでもありません。
「自分は学生やフリーターではなく、正社員という社会人として引っ張っていかないといけない立場なのだ。」という責任感があるからこそ、それができるのです。
第92回目の《信念は人に最大の勇気を与える / 信念を貫く》という項目について説明をしました。
そこで述べた、仲間や親や子供のことを考えて、ぜひ「自分にはこういう目的、信念がある。それを貫くために、自分は命をかけて戦うのだ。」という大義名分、信念を持つようになってほしい。
江戸時代のキリシタンたちが「踏み絵」で見せたような、命を捨ててさえも守り抜くべき信仰・信念・決意・責任感・使命感、そういうものがあれば、人間には何ものにも屈しない勇気が湧いてくるのです。
自分にはそれだけの力量があるとは思えないけれども、たまたまみた求人情報から弊社の社員になり、会社の部門やルートを任されることになった。
こうなったら、この会社をまた、家族を何が何でも守っていこう、そのような使命感を、みなさんに持っていただきたいのです。
さもなければ、つい易きに流れ経営状態が悪化し、零細企業ですから全社員を路頭に迷わしかねません。
そうならないためにも、社会人とはどうあらねばならないのか、ということを自問自答し、自分の心を定めておくことがたいへん大事だと思います。
コメント
小泉社長
(2015/08/30 22:30)
第100回目《使命感、責任感が度胸と勇気を奮い起こさせる》はいかがでしたか?
社会人とは何でしょうか?
新入社員さんからすれば、「自立すること」「自分で生計を立てる人」でしょう。
しかし、社会人になった人はこれまで多くの人の作ったものを食べ、多くの人の作ったものを使わせてもらい、悪い人から守ってもらってきたのです。
したがって、今度は何でもって社会に返ししていくのか。
つまり、「社会に対する恩返し」こそが、社会人としての一番大切なことだと思います。
そして恩返しをよりキッチリしようとすると、そこで初めて「スキルを上げなければならない」ということになるのです。
お客様の問いにしっかり答えようとしたら知識が要ります。
技術も必要です。
さらに、学校の先生にでもなれば、学校に悪い人が入ってきたら社会人(先生)1年目であろうとも、生徒を守らなければならないのです。(大阪教育大学付属池田小学校事件2001/06/08)
つまり、社会に恩返しをしていくには、スキルを高め続けていく努力が必要であり、さらには命を掛けても守らなければならないことが発生することがあるということです。
2014年4月16日の韓国の大型フェリー転覆事故では、船長が一目散に船から脱出して世界中から非難を浴びました。
命を掛けても守らなければならないことがあるということをまったく考えていなかったので、乗客を見捨てて脱出し、288人の死者と16名の行方不明者を出して、船長をはじめとする乗組員全員が殺人罪に問われています。
つまり、全ての原点が社会への恩返しにあり、社会からの要求に答えるためには知識や技術が必要になり、時には命をかけて守らなければならないものがあるということを認識しておかなければならないと思うのです。
川邉さん
(2015/09/20 19:42)
使命感という強い言葉が使えるほどではないが、危機感であれば私自身感じている。
私は、「何もしなくても毎日PhotoSpotの注文が入り、私たちはそれをひたすらプリントし続けるだけで良い。」だとか、「仕事が追いつきそうだからゆっくり作業を進めても大丈夫だろう。」だとか、そういう風に「今仕事をもらえている状況」に慣れてしまうのはかなりマズイことだと思うのだ。
たとえばいま、会社の事業が上手くいっているとする。
だからといって、その「良い波」に乗っている状態がいつまでも永遠に続くかというと、必ずしもそうとは限らないのが現実だ。
このままではやばいのだとか、何とかしないといけないのだという危機感だけはハッキリと自分の中にあるのを感じる。
ただ、私はまだ右も左も分からず、とりあえずお客様先へ訪問するものの、訪問した先で仕事をもらうこともまだないので、このままで本当に大丈夫かと不安や危機感を覚えている。
そんな今のオフィスの仕事での自分は、いわば、いつか報われるという確信や自信のないままに、真っ暗な中を手探りで歩いているような、そんな感覚しかない。
小泉社長
(2020/10/03 20:11)
もう少し身近なお話しをしますと、2020年はコロナウィルスが猛威を振るいパンデミックの年となりました。
入学式・オリエンテーション・春の運動会は中止され、イメージング事業部が初めての8割ダウンを体験しました。
こんな時だからこそ、普段できないような営業や開発をして欲しい会社は考えているのですが、勤続年数の長い常勤の30代・40代・50代の男性スタッフが営業はヤダ、開発はできないとお休みを取ることになりました。
そんな1日~10日とかのレべルではなく、現在もお休みをされているので100日以上のお休みなると思います。
使命感や責任感はどこに行ったのやらというレベルではなく、お休みを取って給付金をいただいている状況は弊社の行動指針教育ができていなかったと猛反省するとともに、社歴も浅い20代・30代・40代の女性スタッフの方が短時間とはいえイメージング事業部から離れ、営業・納品・ホームページ制作を頑張っている姿に感謝です!