世界中のお世話になった方に感謝をする
職場の中で、製品やサービスなどの質の管理・改善を目的に行われる「QCDFサークル」があります。
QCDFサークルの基本的な考えに「次工程はお客さま」という考え方があります。
「自分が担当する工程の次の工程をお客様と思って仕事をするという意味です。
実際にイメージング事業部では「不良品を後工程に流さない」努力が行われており、問題が発生したらその場で対処し後回しにしないよう周知徹底されております。
自分の工程での結果を、次の工程の品質向上に役立て、最終品質を高めていく努力が常に行われています。
さらに、徹底して無駄を省き、より高い生産性を目指して地域社会に貢献しています。
そこで質問です。
「あなたはこれまでに何人くらいの人の世話になってきましたか?」
各自書いていただいて提出をお願いします。
可能であれば、エクセルに番号を振ってもらえると何名出てきたかすぐに分かるのでありがたいです。
少ない人で数十名、たいていだいたい100人前後、たくさん書ける人で1000人とか書ける人がいます。
そこで数十人しかかけない人のためにアドバイスです。
「今朝、朝食を食べましたか?和食でしたか?和食ならそのご飯は、米を自分で植えて耕して、刈り取りをして、炊きましたか。焼き魚は出てきましたか?自分で漁をして捕ってきましたか。茶碗はどうか。お箸はどうか。今着ている服はどうか。使っている筆記用具はどうか…」
また、それらは誰かが働いた対価で購入した物がほとんどだと思いますが、その先のお客様は誰か、さらにその先のお客様は誰か…。
そう考えると、実はこの答えは「数えられない人の世話になっている」「数えられない人によって不良品を後工程に流さない努力が行われている」ということが分かると思います。
実はこのことは人間社会に住んでいる全ての人について言えるのです。
しかし、一般的にはそのことには気づかず、直接世話になった人だけを思いつきやすいのです。
コメント
小泉社長
(2019/07/12 09:59)
第117回目《世界中のお世話になった方に感謝をする》はいかがでしたでしょうか?
弊社では、ミスが発生すると徹底的に原因を追及していきます。
ところが、学生生活を終了し働き始めて間もない頃の人たちはミスを徹底的に追求すると、この仕事は自分に合っていないのだろうかと考えはじめ、辞めていかれる方が多々いらっしゃいます。
しかし、会社は原因を追求し突き詰めることでほとんどのミスを回避することができると分かっているから、徹底的に原因を追究しています。