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第128回目

あの世も含めれば因果応報は成立する

前回のお話の続きです。
心に描いたことが直ちに実現するわけではありません。
そのために、この地球の法則を信じてもらおうとお話をしてもなかなか理解してもらえないのです。

心に描いたこと、心に思ったことが悪いものであれば悪い結果が、良いものであれば良い結果がすぐにハッキリと出てこないために、誰もそれを信じようとはしないわけです。

しかし、30年くらいのスパンで見ていきますと、因果応報の辻褄(つじつま)は大体合うように思います。
40歳以上の方は、自分の若かった頃から現在に至るまで、20年~30年というスパンで振り返ってみてください。

または、他の人の人生についても、昔と今がどうなっているのか考えてみてください。
子供の頃はたいへん苦労をしたけれども、途中で運命が好転したという人もいると思います。
あるいは、子供の頃から学校を出るまではずっと裕福な家庭に育ち、幸福だったけれども社会に出てからはたいへん苦労したという方もおられると思います。

人の一生は千差万別ですけれども、短くて10年、長ければ30年くらいのスパンで心の状態と結果との関係を見ていけば、辻褄は合っているだろうと思います。
ですから、「心に描いた通りになる」ということは、今思っていることがすぐに実現するという意味ではなく、もっと長い目で見た場合、つまり、一生という時間で考えて欲しいのです。

コメント

小泉社長

(2015/09/29 20:40)

第128回目《あの世も含めれば因果応報は成立する》はいかがでしたか?

一生という長いスパンで見ても、いまいち辻褄が合わない場合もあると思います。
全てピタットと合うのなら、みんな「仰る通りです。参りました。」と私の話を素直に聞いてくれるようになるのでしょうが、そうはならないものだから眉つばで聞いている。

そこで、「シルバー・バーチ」というインディアンの霊について紹介します。
イギリスのロンドンで降霊術(こうれいじゅつ)を行っていた町医者が、「シルバー・バーチの霊言(れいげん)集」という本を出版しました。

その町医者は、週末に友人を集めては降霊会を開いていたそうで、ロンドンにはそのような降霊会を行っていたところがいくつかあったそうです。

その降霊会では、シルバー・バーチという名のインディアンの霊が何度も現れ、町医者の身体を借りて語り出すということで、そのシルバー・バーチが話した内容を記録したものが、「シルバー・バーチの霊言集」です。

その本に、次のような表現がありました。
「皆さんは、心の中で思ったことがそのまま現象として現れるなどとは信じていないでしょう。しかし、現世では辻褄が合わなくても、私が今いるあの世までをスパンに入れれば、寸分の狂いもなくその人が心に思った通りの結果になっているのです。」ほんの2~3行ほどでしたが、私はこの言葉にハッとなりました。

たしかに現世では、全てが全て、こういう原因であれば結果はこうなるというふうにはいかないかもしれない。
悪い人間がいつまでものさぼっていたり、善良な人間がたいへんな苦労をしていたりする。

しかし、もっと長い目で見れば、そうした苦労もその人が大きく飛躍するために神が与えてくれたいい意味での「試練」であって、その試練を乗り越えることのできた人は、その後素晴らしい人生を過ごしている。

また、悪人がうまくいっているように見えても、やがて破綻をきたしている。

それでもなお辻褄が合わないこともあるかもしれませんが、シルバー・バーチの言う通り「あの世」まで含めた長いスパンで考えれば、寸分の狂いもなくピタリと辻褄が合うようにこの世界はできている、私はそう理解しています。


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