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第184回目

六波羅蜜を心がけ、一生をかけて人格を磨いていく

お釈迦さまは悟りをひらくことこそが人生の目的だとおっしゃって、その方法として六波羅蜜(ろくはらみつ)を示されました。

自分の煩悩を少しでも抑え、辛さを堪え忍び、心を静かに落ち着けながら、他人のために尽くし、一生懸命に人生を全うする。
そうすれば、悟りの境地に至るとおっしゃったわけですが、我々は凡人ですから、お釈迦さまがおっしゃるような悟りの境地にまで、到底行けるはずがありません。

悪さもするし、思い違いをしては反省し、自らをただす、その試行錯誤を繰り返しながら生きています。

生身の人間ですから、ついつい愚痴もこぼしますし、腹も立て、欲も出てくる。
いろいろな煩悩が出てきますが、それは人間であれば当然のことです。

しかしながら、それらをできる限り抑えて、どこまで自分を磨いていけるのかということが重要なのです。

これらのことを「心を高める」、あるいは「心を磨く」「心を純化する」「心を浄化する」といいます。
つまり、六波羅蜜の修行を、一生をかけてどこまでやれたのか、それこそが死ぬまでに作り上げることがその人の人格となると思います。

人生の方程式のなかにある「考え方」を素晴らしいものに高めていくためにも、六波羅蜜はぜひ心に留めておいて下さい。

心を磨いていけば、望まなくとも会社や人生は立派に成長していくはずです。
逆に、仕事はできるのに出世できない人は、六波羅蜜のどこかが欠けている人がほとんどです。

ただし、会社や人生が立派になったことは、手柄でも何でもなく、それを作り上げていく過程で磨き上げた自分の人格・人間性が高まることで、その人の財産となるのだということを、ぜひ理解していただきたいと思います。

コメント

鈴木さん

(2019/09/30 22:40)

六波羅蜜という言葉はこの行動指針で初めて聞いた言葉でした。
昨今のニュースでは、余りに理性のない犯罪が毎日のように起こっています。
「この言葉に出会うか出会わないか」それだけでも人生は変わると思います。

この言葉と出会ってから 自分がどれだけ内面を磨いて高めていけるのか、この言葉と意味をしっかりと心に刻んでおきたいと思います。


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