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第216回目

採算の合う状態をルール化し、マニュアル化する

既存のルートや店を守るのも若干不安があるくらいの部下をどうするか?
先に結論を申し上げますと、その仕事をマニュアル化するのです。

つまり、一番館のこの事業部の売上げや仕入れはこうする、ああするという形で全部マニュアル化するのです。

たとえば、現在の売上に対し仕入れる商品の割合はこれだけ、光熱費はこれだけと全部分けます。
その中で、こういう範囲でこうやれば利益はこれだけ出る。

そうすると、不用なものは扱ってはならないことが分かる、売上は最大に経費は最小に、を基本に日々の経営をマニュアル化するのです。

実際にマニュアル化するのは大変難しいことです。
文章力も若干なければいけませんから、誰かに手伝ってもらうことも出てくるかもしれません。

ですが、そうしてでも、現在採算の合っている状態をルール化し、文章化することが必要なのです。
また、文章化するだけでなく、「○○さん、この通りやってください。」と指導しなければなりません。

マニュアルに従って、1ヶ月なら1ヶ月、責任者が横につきっきりで「ええな。これ以上、勝手なことをしてはなりませんよ。こういう形で経営をしてください。」というように言って、毎日の時間当たりをきちっと算出するようにすればいいのです。

さらに、責任者が月に2~3回、時間当たりの数字に基づいてどういう行動をしているのかも含めてすべてチェックしていく。
つまり、任せっぱなしにするのではなく、月に3回は状況をチェックするということもマニュアル化、システム化するのです。

たとえば、10日ごとに、締めた10日間の売上はいくら、仕入れ代はいくら、人件費はいくら、利益がどうなっているかを自ら十分チェックしていくのです。

また、数字と現金が合っているかもチェックしていくことが必要です。

マニュアル化した上で、現在うまくいっているお店やルートを部下に任す。
そして、それをチェックしていくということさえすれば、少し不安のある部下の方でも十分やれるはずです。

つまり、経営者感覚とか、リーダーシップとか、難しいことを言わず、今の状態でよしとしてマニュアル通りのことをやらせていく。
責任者は、「マニュアルだけは守ってください。」というように言えばいいと思います。

その上で、責任者が部下のできない仕事をしていくのです。

コメント

小泉社長

(2016/09/16 20:08)

川邉さんへ
改善の実行をお願いします!


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