自燃性を作る
「燃える人」をどうやって作るか。
これは、次の項の「仕事を好きになる」ということにも関係してきますけれども、自分から燃える人は、人から言われたから仕事をする、命令されたから仕事をするというような人ではありません。
言われる前に自分からやるという積極的な人が、「燃える人」なのです。
燃える人を採用したい私は、やはり最初にその人の性格を見ます。
燃えるタイプとしてまず一番にくるのは「勝ち気」、そして「常に何事にも積極的」な人です。
そういう性格の持ち主が自分に与えられた仕事を好きになると、完全に自分から燃えてくれます。
ですから、選べるならなるべくならそういう性格の人を採用し、仕事を好きになってもらうように仕向けています。
次に勝気で積極的な性格を持った人ではないけれども、仕事を好きになってもらい責任感を持ってもらうことで自燃性の人になってくれるだろうと期待をして採用した人がいます。
その人はさほど勝ち気でも積極的でもない人なのですが、真面目で大人しそうな人で責任感を持たせた瞬間に自ら燃えるタイプです。
気が弱いために、自分から進んでやろうとはしないタイプでも、責任のある立場に就けて、「あなたがこの担当を守ってください」「責任者としてあなたがこの部門を守ってください」と言って使命感を持ってもらうと、自分から燃え上がってやってくれるタイプの人がいます。
そこで私は、自ら燃えてもらうために、責任感と使命感を持ってもらうようにしています。
まずはイメージング事業部やオフィス事業部の1商品の担当・次に担当できる項目が増えてきたらルート担当・最後はルートや部門の責任者をしてもらうようにしています。
私や先輩から引き継いだ瞬間「自分の担当を守らなければならない」という使命感と責任感を感じ、そのために自ら燃えだしたという人も多く見受けられました。
この使命感、責任感も、自らを燃え上がらせる要因になると考えて比較的早い段階で各商品担当・ルート訪問担当・責任者を決めてしまいます。
コメント
峯村さん
(2016/03/28 20:16)
新人の方に仕事を教える際も、その人を見ながら、その人に合った教え方、進め方をしなければならないと感じました。
小泉社長
(2017/08/13 16:55)
第54回目《自燃性を作る》はいかがでしたでしょうか?
あなたはどの「じんざい」を目指しますか?
①「人財」
自分の仕事について自らビジョン(構想・展望・見通し)と目標を設定し、達成のための戦略を持っている。
収入<貢献度
幹部(組織・団体の幹部になる人=自燃性)
②「人材」
人から指示・命令をされれば、自分の仕事はやりきれる人。
収入=貢献度
幹部補佐(補佐役になる人=可燃性)
③「人在」
人から指示・命令をされるまでは動けない人。
収入>貢献度
閑部(ひま・静かな人=不燃性)
④「人罪」
考えること、言うこと、することがいつも否定的。
消極的・懐疑的な人
組織に貢献するどころか、足を引っぱる人
収入>貢献度
患部(組織をむしばむ人)
当然、「人財」を目指していきたいものです。