第002回目

一番館のコンプライアンス

経営理念:その行為は会社の経営理念にあった行動か
法令順守:その行為は法に違反していないか
品質管理:その行為は品質管理上問題がないか
お客様:その行為はお客様に認められているか
社会性:その行為は社会的に認められているか

コメント

小泉社長

(2019/06/12 20:51)
第2回目《一番館のコンプライアンス》はいかがでしたか?

当社のコンプライアンスにすべて合致している仕事については、どんどん進めていってください。
小泉を気にする必要は全くありません。

しかし、経営理念に合うかどうかについては、行動指針を一読しておく必要があります。
ですので、行動指針の最初の第1回目第209回目が終わるまでは有意注意で仕事にあたってください。

さて、この一番館のコンプライアンスに全てには合致しないのだけれども、人として良いか悪いかで判断した時、行動した方が良い事もあります。

1985年、イラン・イラク戦争が起こりました。
この時イラクの大統領サダム・フセインがとんでもないことを言い出しました。
「今から48時間後にイラン上空を飛ぶ全ての飛行機を撃ち落とす。」「民間機、軍用機関係なく撃ち落とす。」と言ったのです。

この時、日本人は215人イランに残っていたそうです。

日本には憲法第9条があって、自衛隊の軍用機は飛ばせませんでした。
(弊社の“コンプライアンスの法に反していないか”に当たってしまいます。)

そこで、日本政府はある民間航空会社にお願いをします。
しかし、反対の声が出てきてしまいます。
「自衛隊も飛べないようなそんな危険な所になんで民間人を行かせるんだ。」
(弊社の“コンプライアンスの品質管理上問題がないか”、ここに抵触(ていしょく)してしまうのです。)

揉めに揉めているうちにタイムリミットは迫ってきます。
異国の人たちはみんな自国の飛行機が迎えに来て、どんどんイランから飛び立っていきます。
しかし、日本人だけまだ飛行機が来ない。
日本人はもうパニックです。

結局トルコの飛行機2機が日本人を助けに来てくれました。
日本人はトルコ人に本当に感謝しなければならないと思います。

コンプライアンス違反は絶対にしてはしてはいけませんが、100年に1度あるかないかですが、人として何が正しいのか、客観的に判断しなければならない時があると思います。


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