小善と大善 / 小善は大悪に似たり / 大善は非情に似たり
人間関係の基本は、愛情をもって接することにあります。
しかし、それは盲目の愛であったり、溺愛であってはなりません。
上司と部下の関係でも、信念もなく部下に迎合する上司は、一見愛情深いように見えますが、結果として部下をダメにしてしまうと思います。
これを小善といいます。
「小善は大悪に似たり」と言われますが、表面的な愛情は相手を不幸にします。
逆に信念をもって厳しく指導する上司は、けむたいかもしれませんが、長い目で見れば部下を大きく成長させることになります。
これが大善です。
真の愛情とは、どうあることが相手にとって本当に良いのかを厳しく見極めることなのです。
「小善は大悪に似たり」という項目ですが、「大善は非情に似たり」と対比して言われることが多いように思います。
たとえば、自分の子供が可愛いばかりに溺愛し、甘やかし放題に育てたところ、その子供が成長したあかつきにはロクでもない人間に育ってしまった、ということがよくあります。
可愛いからといって子供を溺愛するという小善をなしたことが、結局当人にとって大悪をなしたことになったわけです。
つまり、小善を行うことは、大悪を行うに等しいのだということを、この「小善は大悪に似たり」は意味します。
一方、「大善は非情に似たり」は、大善を行うことは、一見、薄情な行為に映るということを表しています。
「人間、若い時の苦労は買ってでもせよ。」と言ったり、「獅子はわが児を千尋の谷に突き落とし、そこから這い上がってきたものしか育てない。」というたとえもありますが、周りから見ればむごいと思える行為も、それはその人を大きく育てるために必要な愛のムチなのです。
まさに非情と思えるその行為こそが、大善だと思います。
コメント
小泉社長
(2024/03/24 20:00)
労働時間は正直なもので、仕事の成長を早めたり高めたり人格を上げてくれます。
例えば、週の労働時間40時間以外は仕事のことは一切しませんというスタッフと、仕事が残っているのなら残業はします、国家資格を取得するため家で勉強しますという能力が同じくらいのスタッフがいた場合、明らかに仕事の成長は後者の方が早く仕事の質も高く、部下を持つのも前者より後者の方が早いので人格を高めてくれます。
週の労働時間が44時間制の残業もたくさんしてよかった時代から比べると、お仕事の習得が遅く、男気のあるサラリーマンが少なくなったように感じます。
有給休暇はフルで取得した方がいい人材が集まるとコンサルや労働基準監督署の方は言います。
私が見た有給休暇をフルで取得している人材は、病院の経理を担当されている人で月末~月初にパソコンの設定に来てほしいと言わるのですが、たくさん仕事があってしんどいので有給休暇でお休みを取りたいのだと言われました。
週の労働時間40時間以外は仕事のことは一切しません。
有給休暇はフルで取得しますという方で優秀な方がいらっしゃいましたら教えてください。
半グレ風なのに、なぜか私と意見が一緒のコンサルYouTuberがいましたので動画を見てください。