福井コンピュータとキヤノンの成功事例
成功事例を紹介していきます。
まずは、既製品を組み合わせてお客様のお困りごとに見事に答えた福井コンピュータの例です。
土地家屋調査士さんや測量会社などはトータルステーションという測量機器で測量をし、生データと言われる測量したデータを数値化します。
その数字をパソコンの測量ソフトに取り込んで座標計算をして座標化するとCADとして図面になるのですが、トータルステーションとパソコンの測量ソフトが連動していなかった時代、生データを手入力して座標計算をしていた時代がありました。
そこでたまに入力ミスが発生していたのですが、当時土地家屋調査士や測量士の補助者が生データの数字を読み、土地家屋調査士や測量士が入力したデータのチェックをしている風景を福井コンピュータの社員が見て、エクセルのセルをパソコンが読んでくれる機能を使って福井コンピュータのソフトの中の数値を読ませることはできないかチャレンジしたところ、できることが判明しました。
お客様は「入力したデータのチェックを1人でできるようになった!」「チェックが楽になった!」と大好評で、少しくらい高くても福井コンピュータのソフトを購入していただける時代がありました。
また、キヤノンは複合機のスキャナを使い、画像データをスピーディーに高精度で文字認識化するScanToOfficeという商品で業界を一新した時代がありました。
当時、Panasonicの読み取り革命という一般のスキャナで取り込んだデータを文字認識するソフトはあったのですが、各メーカーからたくさんのスキャナが製造されており、スキャナを特定できなかったので読み取りの精度が甘く、またADFと呼ばれる自動紙送り原稿装置もついていなかったので大量のデータの文字認識に悪戦苦闘していました。
そこで、キヤノンはMeapというパソコンで言うWindowsのようなOSを複合機に搭載し、Panasonicの読み取り革命を複合機にインストし、キヤノン製の複合機のスキャナ専用に文字認識を調整し、複合機の高速スキャナを使い、読み取りの精度の向上と文字認識率の向上に成功してものすごい勢いで売れた時代がありました。
以上の2例を分析しますと、メーカーを超えてより便利になるように工夫をしていることが分かります。
これは弊社の強みと同じです。
弊社の強みは、メーカーに囚われずに良いものを組み合わせてシステムでコンサル→提案→販売→納品→フォローしていくことです。
単品で販売するのならメーカーの直販会社がすればいいのであって、仕事の流れにあわせて最適な商品を選びぬきシステム化していくのが弊社のオフィス事業部の仕事です。
コメント
川邉さん
(2015/11/23 10:49)
>メーカーに囚われずに良いものを組み合わせ
「お客様に喜んでいただくにはどうすればよいか」を突き詰めて考える中で、メーカーに固執せずより便利にするにはどのような方法があるか、何通りものパターンを見つける必要があるのだなと感じた。
小泉社長
(2019/07/28 19:24)
福井コンピュータの音声読み上げはオフィスが入っていたらすぐにできますので、ダブルチェックが必要な時に目視だけで読んでいるとつい見逃してしまう誤字や脱字ですが、声で読み上げることで削減できる。
とはいえ、自分で読むだけでは減らすことは難しい。
特に脱字はすらすらと読んでいくと、たとえば文字が足りなくても普通に読んでしまうために、うっかり見逃してしまいます。
人と違って、間違いもそのまま読んでくれるのが機械音声による読み上げです。
コンピュータに読んでもらい、自分ではその声を聞く。
これで同音異義語以外の誤字脱字はかなりの確率で見つかります。
自分で読み直す作業に加え、一度コンピュータに読ませる。
その方法を紹介しよう。
■Wordの読み上げ機能
読み上げ機能がリボンのコマンドにないので、登録する必要があります。
ファイルメニューのオプションから、クイックコマンドに登録。
標準機能の「音声読み上げ」を追加すれば、画面上部左側にあるクイックコマンドにアイコンが追加されるので準備完了。
あとはチェックしたい文書のファイルを開いたら、クリックアクセスツールバーのコマンドをクリックすればOK。
読み上げている位置がグレーで表示されるので分かりやすいです。
画面をあまり見ずに声を聞くのがコツです。
音声を聞いていて、変な部分があったら画面に目をやると誤字脱字のチェックができます。
自分で一度確認して、その上でもう一度読み上げを利用すると、さほど手間をかけずにダブルチェックができます。
■作業手順
「ファイル」-「オプション」(左下)をクリックする。
「クイックアクセスツールバー」で「音声読み上げ」を選択し「追加」をクリックする。
クイックアクセスツールバーに音声読み上げのアイコンが表示されるので、クリックすると読み上げてくれます。
右上に再生や停止などのコマンドアイコンが表示され、読んでいる部分はグレーに表示されます。
■iPhoneで読み上げる
便利な読み上げですが、iPhoneでも利用できるようです。
iPhoneでの読み上げも簡単。
まず、iPhoneでWordのファイルを開くには、OneDrive経由で利用するといいそうです。
iPhoneの読み上げにも実は準備が必要で、設定でスピーチを有効にする。
これで準備完了です。
Wordで書類を開いたら、文章全体を長押しして範囲指定する。
すると、メニューに読み上げが表示されるのでタップする。
Androidでも読み上げは可能だが、専用のアプリを用意してテキストを送る必要があります。
「設定」-「一般」-「アクセシビリティ」-「スピーチ」を設定。
読み上げをオンにしておく。
テキストを選択する。
書類を丸ごと読みたいなら、「すべて選択」をタップ。
メニューから読み上げればOKです。
※記事中の操作やメニューなどはバージョンや環境によって異なることがあります。