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第127回目

心に描いたとおりになる

ものごとの結果は、心に何を描くかによって決まります。
「どうしても成功したい」と心に思い描けば成功しますし、「できないかもしれない」「失敗するかもしれない」という思いが心を占めると、失敗してしまうと思います。

心が呼ばないものが自分に近づいてくることはないのであり、現在の自分の周囲に起こっているすべての現象は、自分の心の反映でしかありません。
ですから、私たちは、怒り、恨み、嫉妬心(しっとしん)疑心(ぎしん)など否定的で暗いものを心に描くのではなく、常に夢をもち、明るく、きれいなものを心に描かなければなりません。

そうすることにより、実際の人生も素晴らしいものになると思います。

一番館の行動指針第119回目から、「人生を考える」というテーマに入り、行動指針の中でも一番のコアとなる「人生の方程式」の中で「考え方にはマイナス100からプラス100まである」とお話をしました。

この題目では、人生というものは心に描いた通りになる、と言っています。
ここにある「心に描くもの」とは、人生の方程式でいう「考え方」に当てはまると思います。

「人生は心に描いた通りになります、心に描いた通りのものが現象として現れるのです。」
このようなことは、仏教でも、またその他の宗教でも同様に言われていることですが、インテリタイプの人は、それをあまり信じようとしません。

第119回目に「考え方」「熱意」「能力」という3つの要素が掛け合わさったものが、人生・仕事の結果である、とお話ししました。

その3要素の中で一番重要なものが、「考え方」です。
心に描いたもの、心に抱いたもの、自分が持っている考え方、思想、哲学、それらがそのまま人生に現れる、そのことを、私は「心に描いた通りになる」と表現しているわけです。

たとえば、先進国では資本主義経済を中心にいろんな物ができ、みんなが豊かな生活ができるようになりました。
これは、豊かにしたい、便利にしたい、と思う人が最初は何もないところから丈夫な家を作りたいと思い、またある人は生活を豊かにする家具を作りたいと思い、またある人はもっと生活が豊かになるように家電を作ろうと思い、研究開発が行われ作られてきた結果、便利で豊かな生活が送れるようになりました。

また、現在進行形で進んでいるのはIPS細胞です。
難病にかかっている人を治してあげたいという思いから再生医療が開発され、2014年9月からは動物から人へ治験(ちけん)が始まりました。
将来的にはたくさんの難病を治すことができるのだろうと思います。

インテリの方からは反論があるかもしれませんが、このことは理屈ではなく、地球の道理、地球の法則だと思います。
これを否定すれば、先日から一生懸命お話をしています人生の方程式も成り立ちませんし、「まさに心に描いた通りになっている」ということを否定することにもなります。

仏教の教えにある因果応報(いんがおうほう)に「思念(しねん)(ごう)をつくる」というお話しがあります。
業とは、仏教の基本的概念でサンスクリットのカルマを意訳した言葉で因果応報の因です。
思念は因、原因をつくり、その原因は必ず結果を生む。

すなわち、思うこと、考えること、その内容が大事であって、その想念(そうねん)の中に悪いものを抱いてはならない。
このようにお釈迦様は説いておられるわけです。

あの中村天風さんも、「ゆめゆめ暗い想念を抱いてはならない」と我々に教えておられますが、私もその通りだと思っています。

また、「積善(せきぜん)の家に余慶(よけい)あり」という中国の言葉もあります。
これは、善行(ぜんこう)を積んでいく、陰徳(いんとく)を積んでいく家には必ず幸運が舞い込んでくるという意味です。

年輩の方はよく「徳」という言葉を使いますけれども、この徳とは、簡単に言えば「利他の心を持っている」ということです。
他を(いつく)しみ、思いやり、助けてあげる、そういう思いを持っている人、また、そういう思いを実行する人、そういう人を「徳のある人」と呼ぶのです。

高潔(こうけつ)な哲学、思想を持っているから徳が高いというのではなく、世のため人のために尽くすことを生涯の規範にしておられる方こそ、徳の持ち主だと思います。

コメント

小泉社長

(2015/09/28 22:37)

第127回目《心に描いたとおりになる》はいかがでしたか?

新入社員さんやどんなに無知でノーテンキな中途採用の方でも、弊社で半年も度真剣に仕事をしていますと仕事の怖さや世の中の厳しさが分かってきたころだと思います。

どんなに困難で心の中に悪い思いが現れたとしても、悪い思いをはねのけるくらい努力をし、前向きな心で仕事に取り組み、豊かな人生を全スタッフが歩んでくれることを願っております。


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