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第135回目

「反省」をしなければ人の心は利己で埋まる / 反省ある人生をおくる

自分自身を高めようとするなら、日々の判断や行為がはたして「人間として正しいものであるかどうか、(おご)(たか)ぶりがないかどうか」を常に謙虚に厳しく反省し、自らを(いまし)めていかなければなりません。

本来の自分にたち返って、「そんな汚いことをするな」「そんな卑怯な振る舞いはするな」と反省を繰り返していると、間違いをしなくなると思います。

忙しい日々を送っている私たちは、つい自分を見失いがちですが、そうならないためにも、意識して反省をする習慣をつけなければなりません。
そうすることによって、自分の欠点を直し、自らを高めることができると思います。

私はいつも、考え方が一番大切ですとお話をしています。
それは、「持っている哲学、思想、心のあり方、または理念、信念、あるいは人格というものが人生を決める」と考えているからです。

しかし、私たち人間は肉体を持って生まれてきたために、自らの肉体を維持しなければなりません。
毎日食事をとり、水を飲み、睡眠をとらなければ生きていけないのです。

それゆえに、人間は元々(おのれ)を守ろうとする心、すなわち利己的で欲望に満ちた心を持っているわけです。
そう言ってしまえばたいへんダーティーに聞こえますが、それは本来この肉体を維持していくために必要不可欠なものです。
だから、何も手入れをしないでそのまま放っておけば、人間の心は必ず利己的で強欲なものに満ちてしまいます。

そこで、この項目にある「反省」ということがたいへん大事になってくるわけです。
反省を繰り返し、常に心を純粋にしていなければ、素晴らしい考え方、素晴らしい人格、素晴らしい人間性、そういうものを維持していくことは不可能だと思います。
ましてや、人格を向上させることなどできるわけがありません。
心を純粋にして、自分の行動を良い方向へ向けていくためにも、「反省」は欠かせないものなのです。

私は皆さんから「店長」や「社長」と呼ばれ、(した)っていただいており、また偉そうなことをお話ししていますけれども、私はまだまだ不完全な人間で、みなさんにお話をしながら毎年毎年少しずつ改善をしております。

スキあらば悪さをする、自分の欲望を満たそうとする、普通の人間です。
ですから当然、間違いも起こします。
逆に、それが私自身の人間くさい部分なのかもしれませんが、それでもやはり悪いことは悪いとし、常に反省を繰り返し、今より悪くならないように努力しようと思っています。

日々反省をするような人は、当然謙虚な人であるはずです。
私は、「(けん)のみ福を受く」という中国の古い言葉がありますが、謙虚な人だけが幸福になれるのです。
謙虚な姿勢がなければ、ラッキーを呼び込めません。

ですから、どんなに立派なことを成し遂げようとも、決して傲慢(ごうまん)になってはいけないのです。
そのためにも、自ら反省を繰り返す人生を送ることが大事になってくるわけです。

コメント

川邉さん

(2016/01/24 10:11)

もともと人間には身勝手な部分を多く持っているものなのだろうと思う。
その悪い心に負けることなく、日々反省の心で「今より悪くならないように」気をつけて行動を選択していかなければならないのだと分かった。


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