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第085回目

磨けば能力は進歩する / 人間の無限の可能性を追求する

仕事において新しいことを成し遂げられる人は、自分の可能性を信じることのできる人です。

現在の能力をもって「できる」「できない」を判断してしまっては、新しいことや困難なことなどできるはずがありません。
人間の能力は、努力し続けることによって無限に拡がります。

何かをしようとする時、まず「人間の能力は無限である」ということを信じ、「何としても成し遂げたい。」という強い願望で努力を続けることです。
常に自分自身のもつ無限の可能性を信じ、勇気をもって挑戦するという姿勢が大切です。

このことは、「人間の無限の能力を信じる」と言い換えることもできると思います。

冒頭に「人間は誰でも無限の能力を持っています。」という表現を入れてもいいかもしれません。
多くの人は、自分はそれほど優秀だったとは思っていないはずです。

たとえば、小学校の頃から何度も忘れ物をしたし、試験でヤマが外れたことはしょっちゅうあった、だから、無限に近い能力が自分にあるなんて、とても信じられない、このように思うと思います。

それでもなお、私は「無限の能力があると信じなさい。」と皆さんに言います。
自分はできる人間ではないと思っていたくせに、私がそう言ったからといって、急に「自分には無限の能力がある。」と信じ込むような人間は、言ってみればよほどのオッチョコチョイでいい加減な人です。

しかし、私はそのオッチョコチョイでいい加減な人になって、能力は進歩すると信じてチャレンジして欲しいのです。

「能力」というのは、頭の良し悪しだけを言うのではなく、身体的な能力などもすべて含んでいます。
つまり、「社会で生活するためのあらゆる能力」を指すわけです。

たとえば、実社会では、健康であることも能力のひとつと言えます。
「私は大病をしたことはありませんし、風邪も滅多にひきません。いたって健康です。」と言えるような人は、病気がちな人に比べれば、「能力が高い」と言ってもいいわけです。

「能力は無限である。」と言うと疑わしく聞こえるようなら、「能力は進歩する。」と言い換えてもいいと思います。

健康ということをとっても、毎日朝晩に運動をすれば次第に身体は丈夫になっていきますし、学力も勉強すればどんどん向上していきます。
つまり、能力は進歩するのです。

能力が進歩しないのは磨かないからであって、今からでも磨く努力をすればいい。
「自分には無限の能力がある。それを伸ばせなかったのは、自分が今までその能力を向上させるように努力してこなかったからだ。それならば、今から能力を磨いていこう。」
このように考えることが大事だと思います。

新しいことを成し遂げるには、この「人間の無限の可能性を追求する」または「人間の無限の能力を信じる」ということを実践する。
つまり、能力を磨いて向上させ、進歩させていくために地味な努力を積み重ねていくという、この一点しかありません。

一番館の行動指針にも、「地味な努力を積み重ねる」という項目がありますが、毎日毎日地味な努力を積み重ねていくことで、能力を無限に進歩させていくのです。

また、同時に「常に創造的な仕事をする」ことも大切です。
この言葉も、「一番館の行動指針」の項目にあります。
「今日よりは明日、明日よりは明後日と、常に創意工夫をしなさい。」と私は常々言っていますが、大きな仕事を成し遂げるためにも、また、自分の能力を磨くためにも、このことは非常に大事です。

まずは、「自分は無限の能力を秘めている」と信じ、能力を磨き上げていくために、毎日地味な努力を積み重ね、創意工夫を続けていくのです。

「自分の無限の能力を信じる」ということは、具体的にいうと次のようなことです。
たとえば、不況の最中、仕事が追いついたので私はみんなに営業に出ようと言います。
しかし、不景気の時代に営業に不慣れなスタッフは注文を取ってくることはできません。
それでも「注文を取って来てください。」と発破をかけます。
そうすると、営業に不慣れなスタッフからは、注文を取ることがいかに難しいか、現在の厳しい環境の説明をはじめ、いろんな言い訳が返ってきます。
「ウチだけではなく、同業他社も苦しんでいる。それほど今の状況は苦しいのです。」と、「できない」理由を並べ立てるわけです。

それを聞いていると、「こんなに厳しい経済環境にあっては、注文を取ることはやはり難しいのだろうか、自分の言っていることは無理な話なのかもしれない。」と、つい矛先(ほこさき)が緩んでしまいます。

それは、営業活動だけにいえることではありません。
たとえば、「今の業種だけで、今後も会社の経営はうまくいくのだろうか。だんだん時代も変わっていくし、イメージング事業部の写真業は衰退業でありこの事業をこのまま踏襲(とうしゅう)していっても、どうもジリ貧になっていきそうで心配だ。

昨今新聞・雑誌に書かれているような革新的な事業にも、できれば取り組んでみたい。
しかし、そうは言っても、「自分には能力もないし、技術も、資金もない。所詮、無理な話なのだ。」
このように、できない条件を山ほど挙げて、簡単に諦めてしまう。

しかし、これではいけません。
人間には無限の可能性があるのですから、「何とかすれば、何とかなるのではないか?」
このように思うところから、可能性を追求していかなければならないのです。

そう言ったところで、たしかに簡単にできるものではありません。
それでも、「これは難しいから、ウチにはできないだろう。」と安易に結論をつけてしまうことだけは止めるべきです。

「何とかやれるのではないか?」と無理矢理にでも考えていただきたい。
そうすれば、次は「やってみよう。」と、地味な努力を始めるようになるものです。

尺取り虫が地べたを這っていくようなものだと思われるかもしれませんが、進歩というものは、そういうことから始まっていくものなのです。
それが、この「人間の無限の可能性を追求する」という項目で、私が言いたいことです。

コメント

小泉社長

(2015/08/12 23:48)

第85回目《磨けば能力は進歩する / 人間の無限の可能性を追求する》はいかがでしたか?

社会人1年目は、自分の能力を進歩するために、まずは自分自身の能力開発に取り組ます。
そして、早い人で3年目くらいから遅い人でも8年目くらいには一人前になります。

一人前になると、もう能力の開発はしなくてもいいのかというとそうではありません。
一人前になりますと、次は部下を育成する能力開発に邁進(まいしん)してください。

新卒の部下がついた時に目標設定という難しい問題が発生します。
部下が1人付くので次の売上目標は2倍と考えてしまいがちですが、中途採用で売上目標を設定できる方でも現実は1人で動けず一人前の売上げが上げられず、結果上司がどんなに頑張っても売上げが2倍にはなりません。

私の過去の苦い経験から、予定通り進まず会社にいづらくなり退職されていかれます。
開業をして何が一番難しいかと言いますと、初めて従業員を採用する時が一番難しいのです。

ですので、はじめて新卒の部下がついた時の個人の売上目標は、部下とともに15%UP、今まで税引き前利益を10%程度出していたとしても、税引き前利益1%を目標にしてください。

入社して2年目以降の部下がついた時は、個人の売上目標は部下とともに15%UPと税引き前利益0.5%UPで予算を決めてください。
そして、必ず目標は達成してどんなに低い目標であっても部下とともに喜んでください。

さらに、2人目、3人目と人材育成をしているうちにコツをつかめるようになってきますので、少しずつ管理をできる人数を増やして責任者へと昇進してください。

最後は赤字会社を吸収合併し社長となり会社を更生させて、地域社会に立派に貢献できるよう能力を進歩させてください。

この能力開発は家庭内や学校のPTA活動などあらゆるところでものすごく役に立ちますので、ぜひ取り組んでください。

前田さん

(2019/02/07 14:15)

あなたには無理ですと言われるより、可能性があると言っていただけることは喜ばしいことだなと思いました。


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