天国と地獄の違い
天国も地獄も見た者は誰もいませんが、私たちにとっては関心事です。
天国と地獄の違いについて、京都の妙心寺というお寺の館長をされた山田無文さんの講話をご紹介します。
まず「地獄」から話します。
きれいな部屋に立派な食卓がありご馳走が山のように並んでいます。
食卓の周りには地獄の人が座っていて、みんな青白い顔をしています。
なぜかと思って見ると、左手は椅子に縛り付けられていて使えない。
右手には、何と1メートルもあるフォークが結び付けられている。
だから、食べたくても食べられず、不平不満を言って青白い顔をしているのが地獄の姿です。
頭にその情景は浮かびましたか?
では「天国」はどうか。
きれいな部屋に立派な食卓があって、ご馳走が山のように並んでいるのは同じです。
天国に行った人はみんなテーブルの周りに押しかけて良い顔色をしている。
天国の人は両手が自由なんだろうと思って見ると、やはり左手は椅子に縛り付けられていて動かない。
では右手だけが自由かというと、やはり1メートルもあるフォークを結び付けられている。
ここで質問です。ではなぜ天国の人はみんな良い顔色をしているのでしょうか?
正解は「お互いに食べさせあっている」のです。
つまり、天国と地獄の違いは「環境」ではなくて、そこにいる人たちが「俺さえ良ければ」と思っていたら同じ環境でも地獄になり、「みんなのため」と思ったら、その環境は天国に変わるのです。
これから弊社のスタッフとしてお客様へ接客したり訪問したりするようになります。
俺さえ良かったらと思えば天国の環境にはいられない。
だから、お客様や会社のことまで必死に考えてスキルをアップしてお互いに助け合いながら仕事をする必要があるのです。
コメント
小泉社長
(2020/05/02 13:21)
参考推薦書:自分の小さな「箱」から脱出する方法 / アービンジャー・インスティチュート(著)
〈実践〉自分の小さな「箱」から脱出する方法 / アービンジャー・インスティチュート(著)