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第212回目

人間性と忠誠心の有無を見極める / 会社に対するロイヤルティがあるのかないのか

責任者としてまともに仕事をし、まともに経営をしようと思えば当然、遭遇する問題があります。

いい人だと思って採用したけれど、使ってみると、仕事ができる人・できない人がいる。
そしてこの行動指針で、二言目には「利他行を」と聞かされる。

私がいつも「利他を大事にしなさい」ということを言っていますから、なおさら「働きの悪い人も一緒に守っていかなければならん」とお考えになるのは当然だろうと思います。
企業は弱肉強食の中で、またすさまじい競争条件の中で生きている。

ですから、責任者になられると、「企業が生き残るためには筋肉質の企業体でなければならないのに、仕事ができない人・働きの悪い人まで連れて行くのは矛盾するのではないか。それをどのように考えていけばいいのか。」と悩まれると思います。
おそらくまともに仕事をしていらっしゃる方は、皆さんそういう悩みを持っていらっしゃるのだろうと思います。

結論から申し上げますと、できない人であっても、その人がどういう気持ちなのか?その人が真面目で誠実で、会社のために一生懸命働こうと思っているならば、その人を大事にしていこうと思いました。

「私はこの会社、この一番館が好きです。採用していただいたので、なんとかこの一番館のために頑張ろうと思っています。」という気持ちがあるのかないのか。
それは経営陣に対して、また会社に対して信頼をし、尊敬をしている状態なのかどうか、ということです。

もっと言葉を換えますと、その企業に対してロイヤルティ・忠誠心があるのかないのかという問題です。

会社が本当に好きで、経営者や責任者が好きで一生懸命やろうとするのだけれども、頭もあまり良くなく、トロいものだから足手まといになってしまう可能性があるという人。
また、能力はある程度はあるけれども、熱心さが足りないという人。
会社に入ったけれども、会社が使ってくれるなら、努力をせずに使ってもらおうという人。
それほど会社が好きだと思っていないという人。

このようにいろいろな人がいます。
ですから、その人の心情と言いますか、心がどの辺にあるのか、ということを私は一番に考えました。

もしその人が、一番館に対して愛着も信頼も尊敬もあまり持っていないとします。
「採用してくれたから勤めただけであって、別にこの会社にいなくても自分はいいんだ。だから、何か言われたからといって一生懸命やる必要もない。」という程度の人であれば、時期を見て辞めてもらうことを考えるべきだと思います。

それは冷たいのではありません。
その人の心が冷たいのですから、責任者がその人をクビにすることはイーブンなのです。

相手が一生懸命に惚れてくれているのに、それを切るというのなら、冷たいのかもしれませんが、相手自身が、この会社に未練があるわけではなく、一生懸命勤めようという気もないというのなら、どこかの時点で辞めていただくべきだと思います。

これは決断すべきことです。

コメント

軽澤さん

(2024/08/06 22:00)

会社に対して信頼や尊敬、忠誠心があるか、会社が好きかというところで、私が一番館に対して持っている思いを思い出しました。
私は小さい頃にこの一番館で写真を注文し、プリントしてもらったことが何度かあります。
その写真は今でも大事に保管していて、時折見返して過去の思い出を懐かしむことがあります。
そのような思い出深い一番館で今は働いていて、一番館に対しては馴染みや愛着のような気持ちがあり、それは信頼や会社が好きという事に繋がると思います。
一番館を利用しているお客様もきっと私と同じで、思い出を残すため、見返すために写真を注文して下さっていると思います。
そういったお客様のためにも、これからも一番館に対する思いを忘れずに、お客様のために綺麗な写真をお届けしたいなと思っています。


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