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第042回目

常に明るく

どんな逆境にあっても、どんなに辛くても、常に明るい気持ちで理想を掲げ、希望をもち続けながら一生懸命努力を重ねてきた結果が、今日の一番館をつくったのです。
人生は素晴らしく、希望に満ちています。
常に「私には素晴らしい人生がひらかれている」と思い続けることが大切です。
決して不平不満を言ったり、暗くうっとうしい気持ちをもったり、ましてや人を(うら)んだり、(にく)んだり、(ねた)んだりしてはいけません。
そういう思いをもつこと自体が人生を暗くするからです。

非常に単純なことですが、自分の未来に希望を抱いて明るく積極的に行動していくことが、仕事や人生をより良くするための第一条件なのです。

不思議なことですが、人生がうまくいっている人は必ず明るい心を持っています。
心根(こころね)が暗く、不平不満ばかりこぼしているようでは、決して素晴らしい人生を歩くことはできません。
もちろん、誰にも負けない努力をするという「根性」は必要です。
そのうえで、自分の未来、自分の人生はきっと素晴らしい幸運に恵まれているはずだと常に信じることが必要なのです。

けれども、自分の未来は幸運に満ちている、自分には素晴らしい人生が待っていると思いなさいと言われても、この先何が起こるかも分からないのに、そんなおめでたいことが思えるか、と考えてしまう方もいると思います。

しかし、そうではないのです。
誰にでも明るい人生が開かれているはずなのです。
まずそのことを信じ、誰にも負けないような努力を重ねていけば、必ず素晴らしい未来が待っています。

要は信じるか信じないかの問題です。
自分の人生は素晴らしく明るいと信じて、困難、苦労、苦難にめげず、未来を明るく描いていく。
厳しい現実の中でつい負けそうになる自分を励ましながら、明るく振る舞っていく。
そのような姿勢こそが、人生を開いていくのです。

2007年頃、京都大学の講師で教授を目指しているが助教授にもなれず講師の給料だけでは食べていけず、弊社に来てくれたOさんがいました。
Oさんは、30歳とまだ若かったことと暗記力が()けていましたので、ものすごいスピードで弊社の仕事を覚えました。
私はこのOさんを右腕にしようと思い、とても期待して教育していました。
しかし、一向に売上げが上がらずどうしてだろうと思い悩んでいる最中、どんな会話をしているのか聞いてみることにしました。

すると、大学教授が生徒に講義を()れるような説明をしていたのです。
あとから分かったことなのですが、Amazonや価格.comなどで安く売られている物がたくさんあるのに、弊社から購入してもらうことは騙しているような感じがしていたと言うのです。
私は大反省をして、量販と質販の違いについて説明し理解してもらいました。

しかし、どうしてもマイナス思考が出てきてしまい悩んでいる最中、新しい人が入ってきた時のことです。
私が顧客情報を引き継いでいる時、「この客はぜんぜん買わないんですよね~」とか「この客は値切り倒すんですよね~」とか「この客はリースが通らなかったんですよね~」などマイナス思考の口を挟んでくるので、私もとうとう堪忍袋(かんにんぶくろ)が切れてしまい、朝8時からの朝会で8時半ごろでしたが、「帰れ!」と怒鳴り倒してOさんを帰してしまいました。

長い間マイナス思考の生活を送っていると、なかなかプラス思考になれないようですが、なんとかOさんには「常に明るく」いられるように日々精進してほしいです。

(このOさんはその後余談がありまして、大学の教授が生徒の顔色も見ず講義を垂れているのは、この生徒たちに話しても分からないだろうと思っているそうです。
さらに、Oさんの専攻は用語が思い出せませんが、いかに多くの税金を国民から徴収するかを専門に研究をする学者でした。
さらに辞めさせてしまった後、どうしても手が回らなくなり電話をしたところ、いかに多くの税金を国民から徴収する研究費が、国から京都大学に多額の予算が出たので論文を書くことで十分食べていけるというのです。
その話を聞いてゾッとしたのですが、少し安心したのは「何のために税金を集めるのか」ということを私の話で考えるようになったというのです。
ぜひ、Oさんには零細企業の状況も踏まえた税金の集め方を考えてほしいものです。)

コメント

川邉さん

(2015/06/28 17:16)

自分はどちらかというとネガティヴな思考ルーチンで動いている。
これは根っからのものなのでもうどうしようもないものだとは感じるが、生きている中で一切明るい気持ちにならない、というわけではないので、その時の考え方(思考)を意識することはできると思う。

突然ガラッと人格を変えることはできないが、少しずつならば変化のしようもあろう。

前田さん

(2018/07/20 17:21)

悪いことを考えてしまう時でも明るい言葉を発しようと思いました。
量販と質販の違いについて勉強したいと思います。

宇都さん

(2019/11/08 13:35)

仕事の中で分からない事が多々あり、不安になる事もありますが、未来を明るく捉えないと新しい仕事は覚えていけないしと実感しています。
お客様に対面する時は特に、意識しておかないといけない項目だと思います。意識は常に明るく、実務は丁寧に手順を踏んでいかないといけないなと思いました。

鈴木さん

(2019/11/08 13:35)

常に明るく前向きでいるには、様々な要因が必要であると感じました。
人によっては苦境にさらされていてもそれすら前向きに捉えて明るい人もいれば、育ってきた環境や金銭的な余裕・支えとなる人がいるのかどうか、年齢など。
私は身近に金銭的余裕がなく、未来を明るくとらえる事ができなくなった人を知っています。
だからこそ私は反面教師と思い、つまずいた時こそ“何とかなる何とかしよう。落ち込んだら乗り越えられない。”と考えるようになりました。

兄に「お前にはプランAしかない。BもCも考えて行動しなくてはいけない。」と言われたことがあります。
それも未来志向だとこの回で改めて感じさせていただきました。
前向きに明るい未来を見据えて歩んでいこうと思いました。


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