売上げを最大限にするには営業努力あるのみ
時間あたりをベースに仕事をしていきますと、やはり売上げを極大にする努力はしなければなりません。
売上を極大にするためには、お客さんに買っていただくために一生懸命に売り込む、この1点につきます。
他に安易な方法などありません。
特に企業向けの商品は、一般消費者向けの製品のように予想もしなかったヒット商品が期待できるわけでもありません。
もちろん、宣伝広告をしたからといってすぐに売れるというものでもないわけです。
ただただ足を棒にしてお客さんを訪問し、私たちが取り扱っている商品がどのくらい貢献できるかということを根気よく説明する、また、弊社は常にお客様第一主義で行動しており、弊社のお客様の成功事例を説明する。
具体的には、「iCampus」や「みんなでプリント」は写真館さんへ足を運んで説明して採用してもらわなければなりません。
その際、会社名や商品名は伏せながら成功事例をご紹介しながら弊社の日々の取り組みをご説明する。
オフィス事業部が取り扱っているビジネスフォンや複合機などもその努力を積み重ねるしかありません。
つまり、売上を極大にしていくには、営業努力を行っていくしか方法はないのです。
営業は足で稼ぐ以外にない (旧・第226回目)
会社の業績を上げていくにはまず、システムや製造部門が強くならなければなりません。
システムや製造部門で利益が出なければ、どれだけ営業で頑張っても意味がありません。
「システムや製造に利あり」です。
なんとしても、差別化できるシステムや製造部門で利益が出るような構造にしなければいけません。
そして後は、どう売るかということです。
私は一軒一軒自分で売って歩き、お客様から紹介をいただき、販路を広げていったのですが、営業はそれしかないわけです。
広告宣伝費を豊富に使えるわけではないので、1人1人のお客様にシステムや商品を知っていただき、地道にファンを広げていく粘り強い営業活動をする以外に道はありません。
げきを飛ばすと同時に、次は責任者自身がそれをしてみせなければいけません。
そういうふうに1つ1つ会社を回っていきますと、同業他社の売れ筋商品が置いてあって、自分の商品はなかったり隅っこにということがあります。
そこをなんとしても、粘って粘ってメインにしてもらうのです。
それは本当に地道な苦労をしなければなりません。
広告費もかけられないので、そういう地味な苦労をしようではないかと呼びかけるのです。
結局、営業は足で稼ぐ以外にはないのです。
どんな大企業でも、営業は足で稼ぐしかありません。
ところが、大企業になってくると、営業はみんなスマートな営業をしようと考えます。
そうではないのです。
私は今でも、営業というものは足だと思っています。
それはもう、靴底がすり減ってどうにもならないくらいになるまで得意先を回って頭を下げることです。
小突かれても小突かれても、それでも頭を下げる。
これだけケチョンケチョンに言ってもまた来て粘るので、ついに「もうお前には負けたわ。置いて帰れ。」と得意先に言われるようになる。
それがやはり、営業だと思います。
営業は断られた時が始まりです。
営業活動では何よりも負けじ魂というか、闘争心を持っていなければならないと強く思っています。
トップメーカーとの体力差が大きいので、商談に負けても仕方がないと諦めてしまっては勝負になりません。
取られれば、すぐに取り返す。
局地戦では絶対に負けないという強い意思で実践しなければならないのです。
ですから、闘争心のない人は営業なんかに向きません。
私はよく、「闘争心」という言葉を使い、行動指針の中にも「燃える闘魂」という言葉が出てきます。
こうした闘争心・闘魂がなければ、営業も製造もできません。
けんかが強いとか弱いということではありません。
それは踏まれても蹴られても、内に秘めた闘争心で、粘って粘って頑張り抜くことです。
営業(経営)の根底にはそれがいるのです。
私が行動指針を一生懸命に説きながら、そうした勇ましいことを言っているのは、どうしても闘争心がベースになるからです。
問題に直面しない営業(経営)はありません。
ですから、燃える闘魂を持っていない人が社長をはじめとする責任者がやっていては、従業員も会社も不幸です。
ただし、闘争心といっても粗野な荒っぽいものではありません。
内に秘めた闘争心です。
内に秘めた闘争心には、どんな苦難や苦労にも耐えていけるだけの強い意思力が伴います。
行動指針には必ず「強い意思」と「闘争心」という言葉が出てきます。
それは経営者や責任者にはどうしても欠かせないものだからです。
そういうものを責任者や、営業でも末端の一営業員にまで叩き込んでいく。
それが実は行動指針教育なのです。
コメント
小泉社長
(2019/07/05 15:31)
第159回目《売上げを最大限にするには営業努力あるのみ》はいかがでしたか?
2018年度の新卒君から、営業はせずにYouTubeに動画を流して営業かけましょうと言われたことがありました。
彼の構想ではパソコンの設定を録画し、ココイチ必要な部分をカットして、お問い合わせがくるようにしましょうというものでした。
また、オフィスPBXでもここ一番の設定箇所を飛ばしておき、お問い合わせがくるようにしましょうということでした。
確かにこれはとても良いように感じました。
しばらくしてからこの構想をもう一度考えた時、彼のような若い人はYouTubeを見るだろうけれども、ビジネス用のパソコンやオフィスPBXというようなビジネスで使う商品を購入する担当者がYouTubeを見るだろうかと考えました。
確かに一部の人達は見るかもしれませんが、それはとても効率の悪い方法だと思いました。
やはり、会社の社長さんとか購買担当者に会うためには、お電話をしたり訪問をしたりする方が効率がいいと思います。
唯一大変忙しい社長さんや購買担当者に会えずメールで送るようなことになった時に、初めてYouTubeにアップしておいた動画が役に立つことがたまにあるのだろうと思います。
そういった意味では営業はやはり足で稼ぐしかないと思います。