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第176回目

会社を立派に継続させるには、幸せな人生を送るためには、立派な考え方を持続しなければならない

会社を立派に継続させよう、幸せな人生を送ろうと思えば、立派な考え方を持ち続けなければなりません。

5年、10年といった、比較的短いスパンでの成功は簡単なことかもしれませんが、零細企業が長きにわたって従業員さんの雇用を守り、繁栄を維持していくには従業員さんにも立派な考え方を持ってもらい協力をしてもらわないとうまくいかないだろうと思います。

今日うまくいったからといって明日の保証はありません。
今日を頑張り、明日も頑張り、エンドレスに際限なく努力を続けなければならないのです。

その苦しさを思うと、従業員さんを雇い始めた頃は気が遠くなるような思いにとらわれたものでした。

そんな中で、ある時私は、これがオリンピック選手だったらどんなに楽だろうかと考えたことがあります。
もちろん、オリンピック選手になるのはたいへん難しいことですし、もしなれれば周囲から賞賛もされ、本人も誇らしく思うほど立派なことでしょう。

そのためには、素質もさることながら、大変な努力をして日本で一番にならなければならないのですから、実際にはなれるはずはありません。

しかしながら、4年に一度巡ってくるオリンピックだけに照準を合わせて努力をするのであれば、まだ簡単なことではないかと思ったのです。
一方、経営者や従業員さんは、10年はおろか、20年も30年も40年も会社の繁栄を、幸せな家庭を維持していかなければなりませんから、努力を延々と続け、その間わずかでも慢心(まんしん)することがあってはならないのです。

私は新入社員さんにクレジットカードの利用はできるだけ避け、キャッシングやリボ払いをしてはならないと言っており、さらにお給料の約20%は残すように言っております。

これは人生には急なお金の要り用というものがどうしてもあります。
その急な要り用にも耐えられる割合を考えると、どう考えても20%なのです。

さらに、年収300万円の人が40年間働いて20%残したとして2400万円です。
定年退職を迎えた時に、2400万円くらいはないと後々困ることになると思うのです。

新入社員の頃に倹約を旨とし、質素に懸命に頑張ってきたなら、その後、いくら自分のお給料が増えようとも、いくらお金持ちになろうとも、いくら会社が立派になろうとも、それを持続していかなければなりません。

それは、よほどの克己(こっき)(自分の心に打ち勝つ)心がなければできないことです。

実際には、5年や10年、死ぬ思いで努力をして一人前の社会人になれば、そのあとは死に物狂いで苦労をする必要はなくなります。
あとはそのまま立派な考え方を持続しながら成長することができれば、幸せな人生が送れると思うのです。

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