ロスを当たり前にしない
どのような業種であろうと、完璧を期さなければなりません。
仕事をしている間にはいろんなロスが発生します。
しかし、そのロスを当たり前だと思ってしまうということは問題です。
「スタッフが作業中に製品を落としてキズをつけてしまったトキ、たくさんの品物を扱っているから、このくらいのロスは当たり前だろう。」、そう思ってはいないか。
そのロスを当たり前にせず、少しでも減らそうと思って完ぺき主義に徹すれば、社内の雰囲気はガラリと変わります。
自分はこれで10年、15年もやってきた、あるいは、前職からやってきた、だからこれはこんなものだ、と我々は決めつけてしまいがちです。
そのような考えを改め、製品が泣いてはいないかと耳を澄ませ、製品の音を聞くということが、会社のなかにおける改良改善の取っ掛かりになるのです。
イメージング事業部では、ミスプリントの枚数を数えて報告をしていた時期がありました。
しかし、ミスプリントを抑えるために、濃度ミスをしているにもかかわらず出荷をしてしまい、お客様からクレームをいただいたのをきっかけに、ミスプリントのカウント報告をしないようにしました。
しかし、報告はしなくてもいいようにはしましたが、完全主義に基づいてミスプリントをあたり前とならないように注意しなければなりません。
また、オフィス事業部でも、パソコンやオフィス家具のちょっとした傷なのに、アウトレットとしてメーカーさんから非常に安い情報が送られてきます。
わずかなキズでもたちまちに値段が半分になってしまうということを考えても、工程における製品の扱いには充分気を配り、不具合が発生したらどこでその傷がついたのかを真剣に調べ、工程を改善していく。
どの部門を担当するにしても、この姿勢は非常に大事なことだと思います。
コメント
川邉さん
(2016/02/19 09:21)
本項は写真の焼き直しが多い私には耳に痛い話だが、どれだけセンスがないと批難されようとも、地道に続けていれば色が分かるようになり、焼き直しが少なくなるのだと信じたい。
ただ、画面と実際のプリントとの色のズレがなぜ発生するのか、どんな見方をすればドンピシャの色で焼くことができるのか分からないので、まずはその訓練が必要かなと感じた。
オフィスの仕事においても、見積書や提案書などを作る際に正確な作業を心がけたいと思う。