原理原則にしたがう
一番館では創業の当初から、すべてのことを原理原則にしたがって判断してきました。
会社の経営というものは、筋の通った、道理にあう、世間一般の道徳に反しないものでなければ決してうまくいかず、長続きしないはずです。
われわれは、いわゆる経営の常識というものに頼ることはしません。
「たいていの会社ではこうだから」という常識に頼って、安易な判断をしてはなりません。
組織にしても、財務にしても、利益の配分にしても、本来どうあるべきなのか、ものの本質に基づいて判断していれば、外国においても、また、いまだかつて遭遇したことのない新しい経済状況にあっても、判断を誤ることはありません。
この中に「いまだかつて遭遇したことのない新しい経済状況」とありますが、バブル崩壊、リーマンショック(2008年)、東北地方太平洋沖地震(2011年)など、本当にいまだかつて遭遇したことのないような環境におかれても、判断を誤ってはいけません。
経営者や従業員さんは、世間一般の道徳に反することなく、人間として何が正しいのかという判断基準で物事を判断していかなければならないのです。
つまり、どんな時代になろうとも、「人間として正しいものは何なのか」ということを基準として判断をしなければならない、それを私は「原理原則にしたがって判断する」と言っているわけです。
そして、この一番館の行動指針そのものが原理原則であるからこそ、判断基準になると考えており、毎日みなさんに、特に新入社員さんにお話をしているのです。
コメント
川邉さん
(2015/05/20 12:06)
「善」とは、99%ではダメで、100%でなければならない。
たった1%の「悪」が混じるだけで、他の大多数である「善」は意味を失ってしまう。
善なるもの・正しいものの判断基準を個々人に任せていては必ずブレが生じてしまうからこそ、行動の指標としての行動指針が存在するのだろうと感じた。
川邉さん
(2016/04/24 09:38)
先日、若い頃に経済学を勉強していたんだよーというご近所の老夫婦のお話しする機会があったのですが、「これからますます経済的に難しい時代になっていくだろうし、経済が悪い方向へ進んでいけば人の心にもひずみが生まれ、いろいろな悪いことが起きるだろう。でも頑張って生きないといけないよ。」と励ましのような言葉をいただきました。
今後、バブル崩壊、リーマンショックなどのような未曾有の事態が引き起こす経済不況に陥った時でも、世間一般の道徳に反することなく、人間として何が正しいのかという判断基準で物事を判断していくためには、しっかりした考え方を持たなければならないのだと感じました。
鈴木さん
(2019/10/16 13:26)
判断は基準がなければできない人が大多数居ると思いました。
想像する力を養って「人として何が正しいのか」を基準に判断をしていきたいと思いました。
判断基準は人それぞれで「人のため」も人それぞれだと言う人も居るとは思いますが、多くの差はないとはないと…信じております。
小泉社長
(2024/12/19 19:43)