実力主義に徹する
組織を運営していく上で最も重要なことは、それぞれの組織の長に本当にカのある人がついているかどうかということです。
本当に力のある人とは、職務遂行の能力とともに、人間として尊敬され、信頼され、みんなのために自分のカを発揮しようとする人です。
こうした人が組織の長として場や機会を与えられ、その力を十分に発揮できるような組織風土でなければなりません。
こうした実力主義によって組織の運営が行われれば、その組織は強化され、ひいてはみんなのためになっていきます。
一番館では、年功や経歴といったものではなく、その人がもっている真の実力がすべてを測る基準としております。
大家族主義だからと言って、能力がないにも関わらず、歳をとっているから、あるいは社歴が古いからといって、そういう人を長に据えるようなことは慎まなければなりません。
そのような事を行うと組織運営がうまくいかなくなって、会社がダメになってしまい、結局はたとえれば家族全部を不幸にしてしまうということを、ここでは言っております。
大家族主義であっても、立派に仕事を遂行していける能力を持ち、同時に人間としても尊敬でき、信頼できる人を組織の長に置かなければなりません。
そういう実力を持った人がみんなを引っ張ってくれ、事業を成功に導いてくれるということが、即ち全従業員の物心両面の幸福を追求するということになるのです。
もし能力のない人を、単に家族だから、一番年長だからといって組織の長に置き、会社がダメになってしまったのでは、その不幸を従業員全員で背負うことになってしまいます。
一番館ではそういう甘えの経営はしません。
そのことを強調したいがために、この「実力主義に徹する」という節を設けました。
コメント
川邉さん
(2015/05/23 13:42)
実力のある人が正当に評価され、責任ある立場に置かれるというのは理想的(というか、正しい)労働現場であると思う。
本当にそれが実現され、力のある人によって他の人々も少しずつ成長していける職場であればどんなにか望ましいことだろう。
私自身は未だそこまでの実力もなく、重責に耐え得るだけの土壌もないが、いずれはそうなれるよう日々学び続けていきたい。
小泉社長
(2019/05/07 00:18)
2019年4月1日、若い女性責任者が退職をしました。
これといって大きな問題があるのではなく、小さな問題がいくつも重なっての退職でした。
彼女に責任者をお願いした理由は、弊社のスタッフで2018年1月に15%成長が見えていたのは彼女だけでした。
さらに、4年後の売上2億円まで見えていたのも彼女だけでした。
他に責任者ができるスタッフはいなかったので、彼女に責任者をお願いしました。
ところが、ある先輩スタッフは協力どころか電話すら取ってくれず、さらに1年で2番目に忙しい時期に1ヶ月会社に来なくなり、また、別の先輩スタッフは有給休暇をフル取得し、さらに体調不良のため労災保険を申請をするような状況で、あとの先輩スタッフは自分の担当でテンパっている状況で、協力してもらえるような先輩スタッフはいない状況でした。
そこに、新入社員から退職相談をされ、社長に内緒での相談だったのか女性責任者1人で重い負担を抱えてしまい、ついに体調不良を起こしてしまいました。
なんとか2019年1月の繁忙期までは出勤してもらい、2月の閑散期に長期休暇を取ってもらったのですが、そのまま2019年4月に退職(転職)してしまいました。
若いスタッフが責任者となる時、先輩スタッフの協力がない状況でやっていくのは大変難しい(無理)です。
具体的には、先輩スタッフの方が少しばかりできる項目があるのですが、その若い責任者が弱くて先輩スタッフの方ができる項目をカバーする意思があるのかどうか?若い責任者を認めて手伝う意思があるのか?確認する必要があると強く感じました。
世間一般の会社の中には、責任者に合わせて古参スタッフに移動を命じる会社があるのですが、今回の退職(転職)を経験してその理由がよく分かりました。
もし、協力を得られないのであれば、うわべだけの協力程度であれば、責任者のハードワークを理解していないのであれば、先輩スタッフと若手責任者は絶対に分けなければならないのでここで共有しておきたいと思います。
最後に、1年目のスタッフの行動指針教育は社長がしなければならないことが分かりました。
鈴木さん
(2019/11/05 13:37)
面接時に社長から、「年下の上司ですが先輩ですが大丈夫ですか?」と言われた事を思い出しました。
私も前職・前々職共に年上の部下を持ったことがあり、しっかり実力を付けないといけない、という気持ちで仕事にあたっておりました。
年上だろうが年下だろうが部下は部下です。
年齢が上だという事だけでその垣根を越えてはいけない、それが社会だと思います。
ただ、私は相手を敬う気持ちは忘れてはいけないと思います。
横柄になる事なく成長していこうと感じました。
宇都さん
(2019/11/05 13:37)
自分自身も新人さんが次々と入ってくるに当たり、教えてあげれる立場になれるようしっかり知識を増やして定着させたいと思います。
謙虚な心で年齢に関係なくスタッフ同士が関わり合っていけば、トラブルなく進んでいくのではないかと思います。