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第179回目

現場主義はあらゆる部門に通じる

私が新卒採用を始める前は、タウンワークなどを利用して中途採用で従業員さんを募集していました。
その頃は、イメージング事業部の指導もオフィス事業部の指導も私がしておりました。

当時FさんのOJTをしていた時、京都にある東寺の五重塔の上部が切れないように写真を現像するように言っておいたのですが、切れたまま枚数プリントをして大量のロスを出し、あまりに不注意が重なっていたので一旦プリンタから離れて机上でお話をしていた時のお話です。

私はいつもどおり弊社の行動指針に沿ってお話をしていたのですが、Fさんは行動指針をまったく読んでおらず、渡した行動指針の冊子もどこかへやってしまったと言います。

まったくお話にならず、職歴もコンビニスタッフとスナックのアルバイト経験しかなかったので困り果てていたところ、Fさんから「社長は仕事だけをしていたら良いのでいいですね。」と言ってきました。
よく聞いてみると、Fさんは家事に旦那さんのお世話となにかといろいろしなければならないので大変だというのです。

もうあいた口が塞がらないとはこのことです。
私は行動指針を通じて学んだことを会社だけではなく、家庭でも生かしてくださいと言っております。

それは実際に子供が小さい頃、妻が仕事と家庭の両立が難しい、できないと言ってきたので、私はお風呂と洗濯物と晩御飯の順番のタイムスケジュールを現場主義に基づいて組んだ経験から言っているのです。
当初、妻の言うとおりで、夕方17時頃に帰宅しないと夜の21時に子供を寝かせることができないのです。

そこでまず、買い物を近所のスーパーから生協に変更しました。
生協は子供が寝た後にチラシを見て購入することができるのです。

これは、弊社が取り扱い販売店をしているカウネットがあったのですぐに思いつき変更しました。
しかし、それでもうまくいかなかったので、新入社員と一緒にしているOJTの要領で、私が実際に料理以外の家事をやってみることにしました。

これぞまさに会社でやっている現場主義です。
実際にやってみるといろいろと見えてきましたので、大幅にタイムスケジュールを変更しました。

仕事が終わったら子供を保育園に迎えにいき、帰ってきたらまず昨日の残り湯を使って洗濯を一番初めにしてもらいます。

次に、洗濯中に料理の下ごしらえをし、洗濯機が残り湯を使い終わった頃にお風呂の掃除とお湯をはってもらい、お湯をはっている最中に洗濯物を干してもらい、洗濯物が干し終わったら晩御飯を食べて、ご飯を食べ終わったらお風呂に入り、お風呂から上がったらそのまま歯磨きとパジャマを着させて子供はいつ寝てしまってもいいような状態にするという手順に大幅変更しました。

あと、子供は小さいので邪魔になりますが、できる限りお手伝いをしてもらうようにしました。

この時に家事という現場に出て創意工夫をしながら実際にやってみる現場主義の大切さを実感するとともに、現場主義は会社のあらゆる部門に通じるだけではなく家庭にまで通じると実感したのです。

コメント

小泉社長

(2020/05/08 23:28)

第179回目《現場主義はあらゆる部門に通じる》はいかがでしたか?
本日は松下幸之助さんの第1話「人生も経営である」を閲覧お願いします。


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