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第077回目

利他の心で見れば儲け話の裏側まで見通せる

バブル崩壊後、金融機関を中心に、多くの企業が経営難に陥りました。
そのような企業のほとんどは、バブルの時に土地を買えば儲かる、株を買えば儲かるといった儲け話に乗せられて投資を行ったところです。

「ウチの会社はそういう話には引っかかりませんでした。」という会社もありますが、それはたまたまお金がなかっただけなのかも知れません。
もしお金があったなら、とっくの昔にうまい儲け話に引っかかって、今頃は会社を潰している人もあろうかと思います。

2013年にはFXや金など私のところにも、そのような儲け話を持ち込んでくる人が何人もいます。
しかし、私は「そんなうまい話があるわけがない。あったとしても、何かがおかしいはずだ。額に汗することなく金が手に入るくらいなら、みんな働くのが馬鹿らしくなり、世の中がおかしくなる。よしんばうまくいって一時的に儲かったとしても、きっとその後の私の人生は、メチャクチャになってしまうだろう。」と考え、すべて断っております。

どれほど「こんなに儲かるのですよ。」と示されても、それは何かがおかしいはずだ、そんなやり方で社会がうまくいくはずはないと私は信じていました。

先ほども述べたように、利他の心で物事を考えるようになると、周りの人がうまい話にまんまと引っかかっていく状況がよく見えるようになります。
我利我利亡者(がりがりもうじゃ)が、自分だけ儲けようと思って走りまわっているのが、はっきりと分かるわけです。

ひとりで勝手に走り出し、自分から柱にぶつかっていってはこぶを作る。
そこに絆創膏を貼りながら、また別の方向に向かって走り出す。

「あっちに行ったらコケるぞ。」と思いながら見ていると、案の定、石につまずいてズッコケる。
そして、全部自分が勝手にやったことを、「そこに柱があるのが悪い。」「道路の石ころが悪い。」と他のせいにして、自分はちっとも悪くないと思っている。
「私はこんなに努力をしているのに、うまくいかない。一体、この世の中はどうなっているのか。」と文句を言う。

しかし、それは全部欲にかられた自分がやったことであって、そのような考え方がうまくいかない源なのです。
利他の心で見れば、それがよく分かります。人が持ちこんでくるいかがわしい話も、裏側まで全部見えてきます。

そのためにも、利他の心を持つということは大変大事なことなのです。
若い方はこれからたくさんの誘惑的なお話がたくさんあると思います。

先ほど私が述べたように、自分だけよければいい、はやく楽になりたいという安易な考え方で行動するのではなく、周囲の人達にとってそれはどうなのか、取引をする相手にとってそれはどうなのかというところまで考え、そして、「みんなにとってそれはいいことなのだ。」という結論に達した時に行動するよう心がけてください。

コメント

小泉社長

(2015/08/04 20:41)

第77回目《利他の心で見れば儲け話の裏側まで見通せる》はいかがでしたか?

社会人になってはじめての誘惑は、カードかもしれません。
就職するとカードを持てるようになり、購入した商品をリボ払いに変更できるようになります。

入社してすぐの頃は、シーズンごとにスーツを購入したり、靴を購入したりしなければならないので意外と自由に使えるお金はありません。
そこで、青山や青木の店員さんは「ポイントが溜まる!」とか「今なら商品券をプレゼント!」などと言って、青山カードや青木のカードを勧めてきます。

そこで、最初は金利のかからない1回払いで商品を購入します。
ここまではいいのですが、夏頃になると彼女ができたり、運転免許を取得しに行ったりいろいろとお金がかかることが増えてきます。

すると、お給料でやりくりするのが少し苦しくなってきて、リボ払いを利用し始める方が出てきます。

リボ払いを2~3年も続けると、100万円くらいのリボ払いをしていて、年間の金利だけで18万円くらい支払っており、たとえば2万円の返済では元金は5,000円程度しか返済できていない状況に陥ってしまいます。
しかも年間で考えるとお給料の1か月分が金利に取られており、11か月分のお給料で生活をしなければならない事になります。

そこで、ボーナスで繰り上げ返済をしようと思うのですが、カード会社は返済させてくれないようで、ずっと高い金利を支払わなければならないようです。

やはり繰り上げ返済ができない辺が公的な住宅ローンや銀行と違うところなので、認識しておく必要があります。
また、金利も住宅ローンなら1.2%とか銀行だと2.5%ですので、金利も違う点を認識しておく必要があります。

弊社は時間あたり3,000円以上で働ける方は残業報告なしで残業を認めておりますので、最初から仕事中心に頑張ってほしいといつも言っております。
(とは言っても結婚期を逃してしまうくらいまでは働かないでくださいね!)

前田さん

(2019/01/12 14:58)

ただより怖いものはないという言葉があるように、得になるお話は同時に警戒すべきと思います。
慎重になりすぎてもいけないと思いますが。

小泉社長

(2024/03/24 20:00)

半グレ風ですが、なぜか私と意見が一緒のコンサルYouTuberがいましたので動画を見てください。


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