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第086回目

「一番館の行動指針」があるから大不況や大地震や大津波をも乗り切ることができた

私は、大学では法学を専攻していました。
法律に興味があって法律の勉強をはじめましたが、トラブルや事故が起こる前にきちんと行動すれば法律に頼る必要がないことに気づき始めた頃、これからはITの時代だという時代がきました。

私は、これからIT社会になることですべての人が便利になることのほうに興味を持ち始めITの分野に進むことにしました。

ですから、私は不得意な分野ではあったけれども、必死に勉強し、努力することで、自分の能力を向上させよう、磨こうと、私は心がけてきました。
過去に身につけた知識や実績にこだわらず、「何とかしよう。」「どうにかしなければ。」という思いをきっかけとしてひたむきに努力を続けていくうちに、やがてうまくいくようになりました。

会社を興してからは自分の無限の能力を信じていなければ、私の挑戦はまさにドンキホーテです。
「あいつは馬鹿じゃないのか。」と言った人もいましたが、私にしてみれば、「努力をすれば必ず道が開けるはずだ。」と信じてやってきたのです。

従業員を雇うようになり、苦労する中で私が拠り所としたのが、「一番館の行動指針」でした。
「自分には“一番館の行動指針”がある。」
そのことで、可能性を信じることができたのです。

この行動指針こそが、すべての(みなもと)なのだと思います。
つまり、心がすべての根源(こんげん)であり、種子(しゅし)であって、そこから木が育っていくように、あらゆることが生じていくと考えているのです。

会社をつくり、従業員を雇うようになり、(つたな)いながらも「一番館の行動指針」というものをつくり、それを拠り所にしてやってきた。
そのことが、2008年のリーマンショックを乗り越え、2011年3月11日の東北地方太平洋沖大地震や2020年のコロナショック(パンデミック)という不況やトラブルにも乗り越えてこられたのだと私は考えています。

一番館の行動指針では常に創造的な仕事をし、少しずつでも地味な努力を積み重ねていくことが、自分の能力を磨き、向上させる、と先ほどお話ししました。

それができるのは、やはり意欲的な人です。
うまくいかないかもしれない、などと悲観的(ひかんてき)なことばかり考える人ではなく、自分から進んで明るく物事を考えて実行していくタイプの人になろう!
言葉を換えれば、大きな不況が来て物が売れなくなったり、大震災が来て今まで販売していたものが仕入れることができず落胆するのではなくて、常に好奇心(こうきしん)をもって代替品や新しいことを考え、楽しみながら実行する人、そういうタイプの人になろう!といっているのです。

現に2011年3月11日の東北地方太平洋沖大地震では、「自分には行動指針がある。その行動指針に従って努力を続ければ、必ず道はひらける。」と楽天的(らくてんてき)に考えるようにしていました。

悲壮感(ひそうかん)だけではやはりくじけてしまいますから、明るく楽天的な部分がなくてはなりません。
これも、「人間の無限の可能性を追求する」ということの一面なのです。

コメント

小泉社長

(2015/08/16 11:41)

第86回目《「一番館の行動指針」があるから大不況や大地震や大津波をも乗り切ることができた》はいかがでしたか?

2008年のリーマンショックでは、本当に苦い経験をしました。
やはり景気のいい時に少しでも多く内部留保を確保し、不景気がやってきた時に景気が良い時にできなかった新商品開発を一気に仕込み、今まで開拓できていなかった業種に営業をかけるのが本来あるべき姿です。

しかし、内部留保も無ければ、頭の中でも考えてもいなかったので、2008年のリーマンショックでは翻弄(ほんろう)させられるばかりで、準備ができていた会社と比べると月とすっぽんの差がありました。

2008年のリーマンショックからの反省から、常に不景気が来たらどんな新商品開発をするのか、どこに営業をかけるのか、人材をどう動かすのか、景気が戻ってき始めたら常に考えて過ごすようになり
ました。

リーマンショックから3年後の2011年3月11日に東北地方太平洋沖大地震が発生し、東北地方の写真の受注が激減する中、またキヤノンやNTTなどの日本の有名メーカーは精密機器を石巻市で作っていましたので、多数の
メイン商材が仕入れできない状況になりました。

日本中に悲壮感が漂っている中、4月に中国で作っているコニカミノルタから複合機を本格採用し、ビジネスホンも中国で作っているOKIを本格採用し、オフィス事業部の繁忙期を商品の変更で乗り切りました。

また、6月頃から日本中自粛モードに包まれている中、和歌山のノーリツ鋼機に複数回行き、現在の4号機導入の準備を進めて10月に日本でも数十台しか出荷されていないクワッド仕様のQSS3702を総額1500万円ほどで購入しました。

2008年のリーマンショックの反省から、2011年の東北地方太平洋沖大地震ではうまく動けたと思います。
スタッフ全員景気が戻ってきたら新商品開発を手の空いた時(閑散期)に少しずつ進めていき、まだ開拓していない業種へ営業をかけて調査をし、不景気が来た時には一気に新商品開発を仕込み、今まで開拓してできていなかった業種へ営業を掛けられるように準備をしておいてください。


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